「樫みちよ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「樫みちよ」のお勧めの作品を紹介します。
「樫みちよ」について簡単に説明
「樫みちよ」とは、和歌山県出身で、1949年1月10日生まれの漫画家です。
樫みちよは、小学校の時から絵を描くのが好きでしたが、中学時代は漫画を読むのをやめて文学少女になりました。
高校に入って、同級生の妹が漫画を描いているのを見て、漫画家になることを決意しました。
しかし、家族からは反対され、大阪でアルバイトをしながら漫画の勉強をしました。
2年後、望月あきらさんのアシスタントとして上京し、『セブンティーン』誌でデビューを果たしました。
その後、同誌で「恋愛通り一番地」や「どんと恋?!」などの作品を連載し、人気を集めました。
「樫みちよ」のお勧め
「樫みちよ」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「お見合い歴18対15」
1977年に『セブンティーン』誌に掲載されました。
この作品は、お見合いを繰り返す女子高生と、彼女に恋する同級生の青春ラブコメディです。
樫みちよの作風は、明るくてユーモラスで、登場人物の感情表現が豊かで、読者の共感を呼びます。
「恋愛通り1番地」
少女漫画です。
主人公は剣持家の4つ子の兄弟で、それぞれが異なる性格と恋愛模様を持っています。
絵描きの質、スポーツマンの健、秀才の実、プレイボーイの剛の4人は、祖父に連れられて山寺で修行をしたり、学校や家でドタバタな日常を送ったりします。
恋愛通り1番地は、1978年から1980年にかけて、集英社の雑誌「セブンティーン」に連載されました。
全3巻の単行本が出版されています。
恋愛通り1番地は、4つ子の兄弟の個性や魅力を描いた、楽しくて可愛らしい作品です。
「天の回廊」
1985年から1986年にかけて集英社の雑誌「OFFICE YOU」に連載した少女漫画です。
主人公の竹島典子は、喫茶店で働くウェイトレスで、無職の彼氏・登内瑛二と同棲しています。
ある日、瑛二が典子を襲った暴漢を花瓶で殴ってしまい、過剰防衛で逮捕されてしまいます。
典子は瑛二の出所のためにお金を稼ぐために、銀座のクラブ「萌」でホステスとして働くことになります。
そこで、日本有数の財閥・白洲家の御曹司・白洲鷹夫と出会い、恋に落ちます。
しかし、鷹夫の婚約者や瑛二の元恋人など、さまざまな障害が二人の仲を引き裂こうとします。
まとめ
「樫みちよ」の作品は、恋愛や青春をテーマにしたものが多く、女性の心理や感情を繊細に描いています。
また、同性愛や社会問題などにも挑戦しており、百合漫画の先駆けとも言える「彼女たち」や、レズビアンやゲイの集まるバーを舞台にした「ぼくたちの聖書」などがあります。
ぜひ、さまざまな漫画を描く樫みちよの作品を楽しんでみましょう。