「井上紀良」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「井上紀良」のお勧めの作品を紹介します。
「井上紀良」について簡単に説明
「井上紀良」とは、滋賀県出身で、1959年2月11日生まれの漫画家です。
小学生の頃に望月三起也や松本零士、モンキー・パンチの作品に影響を受け、中学卒業後に京都の友禅会社に入りましたが、漫画家を目指すために退職したことで知られます。
その後は、高知県に渡り、青柳裕介や間宮聖士のアシスタントを経て、1978年に「パイナップル・ジョー」でデビューを果たしました。
「井上紀良」のお勧め
「井上紀良」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「マッド★ブル34」
小池一夫原作、井上紀良作画による日本の漫画作品です。
ニューヨーク市警察の破天荒な警官「マッドブル」とその相棒のダイザブローが、犯罪多発地帯であるマンハッタンで起こる事件に立ち向かうストーリーです。
バイオレンス、アクション、エロティックな要素が満載で、1986年から1991年まで週刊ヤングジャンプに連載されました。
単行本は全27巻で、合本版も発売されています。
また、1990年から1992年にかけて、OVA化もされており、全4話がリリースされました。
OVAでは、漫画の中から4つのエピソードが選択されてアニメ化されています。
マッド★ブル34は、アメリカの社会問題や犯罪現場をリアルに描きながらも、コミカルでエンターテイメント性の高い作品です。
主人公のマッドブルは法を自分流に解釈し、悪党には容赦なく銃撃するが、弱者には優しく情け深い人物です。
そんな主人公の魅力も光る作品として人気を博しています。
「黄龍の耳」
大沢在昌によるライトノベルで、この世の全てを支配すると言われる力「黄龍の力」を持つ棗希郎衛門という青年の物語です。
棗家と敵対する美那一族の美女・伽奈子との宿命的な恋や、様々な敵との戦いを描いています。
小説は集英社のジャンプジェイブックスから全2巻で刊行されました。
また、その小説以外にも、井上紀良が作画を担当した漫画版が週刊ヤングジャンプに連載されました。
漫画版は原作とは異なる展開やキャラクターも登場し、全15巻で完結しました。
漫画版はM・A・Tや東板前二さんが脚本を担当したこともあります。
「私立探偵 濱マイク」
映画監督の林海象によるハードボイルド探偵ドラマのシリーズを漫画家した作品です。
私立探偵 濱マイクは、1998年に漫画化されました。
作画は井上紀良で、集英社『ビジネスジャンプ』に連載されました。
全2巻です。
漫画版では、映画版とは異なるオリジナルストーリーが展開されます。
また、登場人物の容姿や性格も一部変更されています。
まとめ
「井上紀良」は、小池一夫や大沢在昌などの人気作家とのコラボレーションでも知られています。
井上紀良の作品は、アクションやサスペンス、エロスなどが満載で、緻密な画力と迫力ある描写が魅力的です。
ぜひ、意欲的に創作活動を続ける井上紀良の作品を楽しんでみましょう。
