井上よしひさは秋田書店の漫画雑誌『週刊少年チャンピオン』2001年1号にて掲載された「幕末ぶらじゃあ伝」でデビューをした男性漫画家です。
本記事では井上よしひさの漫画の作風やお勧めの作品の紹介をしていきます。
「井上よしひさの漫画」の作風ついて簡単に説明
主に成年向け漫画で活躍していますが、一般向けでも描いています。
2019年5月1日より、一般向けの創作では新ペンネーム「まーうぇい」で活動をしています。
根っからのポニーテールフェチで、ほぼどの執筆作品にもポニーテールの女の子が登場しています。
「ダムマニア」と呼ばれる、ダムの愛好家でもあり、ダムをテーマ、舞台にした漫画も執筆しています。
「井上よしひさの漫画」のお勧め
代表的な一般向け作品を中心に、特にお勧めの3作品を紹介します。
「ダムマンガ」
2014年〜2016年、少年画報社『ヤングキングアワーズGH』にて連載。
小学生の頃に読んだ黒部ダムの本に感動したことがきっかけで、ダムに興味を持つようになった作者。
漫画家デビューした後に、本屋で買ったインフラ関係の本に黒部ダムのことが載っていたのを見て本格的にのめり込み、ダム巡りを始めることになったことから本作品の連載に至りました。
幼い頃にダム子というあだ名でからかわれたトラウマを持つ主人公の黒部弓見が、高校の入学式で知り合った八田かなんに各地のダムに連れていかれるところからストーリーが始まります。
ダムの好きな女子高生たちが日本各地にあるダムを訪ねて行くという意外性のある設定が特徴の漫画です。
登場人物の名前には、実在のダムの名称や、ダムの関係者の名前が使われているところにも注目です。
実際に現地に出向いて取材がおこなわれているため、リアルにダムが描かれています。
「おじいちゃんは少年探偵」
2005年9月、ジャイブ社の少年漫画雑誌である『月刊コミックラッシュ』で読切漫画としてスタートしましたが、2006年4月からは連載に昇格しています。
少年ダッシュこと横山輝明は、昭和30年代に活躍した少年探偵。
宿敵であるドクロ博士の手によって氷の中に閉じ込められてしまいますが、50年の時を超えて自らの孫娘にあたる少女ひかりに助けられます。
50年のギャップがあることから、さまざまな場面で騒動が巻き起こるコミカルな展開が特徴です。
「上野カンナの発情研究室」
2014年11月、少年画報社の『ヤングコミック』で発表。
「発情」を研究する准教授の上野カンナに呼び出された大学生の下久保が、単位を餌に「発情実験」を強要されさまざまな実験の被験者になるという、ちょっとエッチなコメディ作品です。
まとめ
代表作「ダムマンガ」は発表当時、今までにない作風として大きな注目を集めました。
女子高生とダムという奇抜な設定ですが、ストーリーや画が秀逸なため、特にダムに興味は無いという人も引き込まれる内容となっています。
井上よしひさの漫画は初めてという人には特にお勧めの作品です。