「喜国雅彦」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「喜国雅彦」のお勧めの作品を紹介します。
「喜国雅彦」について簡単に説明
「喜国雅彦」とは、香川県高松市出身の漫画家です。
喜国雅彦は、高校時代に萩尾望都やガロ系の漫画に影響を受けて漫画家を志しました。
大学在学中には、しりあがり寿や祖父江慎などと知り合い、漫画研究会に所属しました。
1981年に「ふぉ〜てぃん」という作品でデビューしましたが、その後は雑誌に掲載されることがなく、同人誌で活動していました。
1986年に「大人は分かってくれない」という4コマ漫画で再デビューし、翌年からは「傷だらけの天使たち」という人気ギャグ漫画を連載しました。
喜国雅彦は、ギャグ漫画のほかにも、名作漫画をパロディにした麻雀漫画や、初の非ギャグ作品である「月光の囁き」など、さまざまなジャンルの漫画を発表しています。
「喜国雅彦」のお勧め
「喜国雅彦」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「三丁目防衛軍」
喜国雅彦による日本のギャグ漫画作品です。
週刊ヤングサンデーにて連載されていました。
あらすじは、地球防衛軍と名乗る秘密組織にうっかり入隊してしまった青年・高松良男の苦難に満ちた活動を描いています。
登場人物は、地球防衛軍の隊長やメンバー、隊長の娘・ウメちゃん、美島の発明したミジンコ・ミコちゃんなどです。
敵は、地球侵略を狙う宇宙人や悪の組織などです。
この作品は、喜国雅彦の代表作のひとつであり、独特のギャグセンスとパロディが特徴的な作品です。
「日本一の男の魂」
週刊ヤングサンデーに連載していたギャグ漫画です。
様々なジャンルにおいて日本一の称号を持つ男たちの姿を描いていく一話完結形式の作品で、全19巻が発売されています。
全編を通して下ネタが多く、特にSMや臭いフェチなどの特殊性癖を持つ人物が多数登場してくることで知られます。
「月光の囁き」
週刊ヤングサンデーで連載されていたものです。
実写映画化もされています。
ストーリーは、同じ剣道部に所属する高校生の日高拓也と北原紗月の恋愛を描いていますが、拓也にはマゾヒズムの傾向があり、紗月にはサドヒズムの傾向があります。
二人の関係は次第に歪んでいきます。
この作品は、耽美的な描写と谷崎潤一郎の文学を思わせる展開が特徴的な作品です。
まとめ
「喜国雅彦」は、これまでに第4回みうらじゅん親友漫画賞、第68回日本推理作家協会賞、第17回本格ミステリ大賞など、数々の賞を受賞しています。
漫画家としてだけでなく、雑文家や音楽家としても幅広く活躍している、日本の漫画界を代表する人物の一人です。
ぜひ、喜国雅彦の作品に触れてみましょう。