「きたしずく」はどのように選べばいいのでしょうか。
今回は、「きたしずく」の失敗しない選び方とお勧めの商品を紹介します。
「きたしずく」を選ぶコツ
きたしずくは、彗星よりも味わい深く、吟風よりも軽やかな調子で、2つの中間くらいに位置する酒造好適米です。
彗星と吟風は、北海道の酒造好適米の先駆けとして有名な品種で、彗星はすっきりとした飲み口に、吟風は味わい深い酒米として認知されています。
きたしずくは、彗星と吟風の良いところを取り入れたようなイメージで、醸造用玄米としても高品質なので、質の良い日本酒をお求めの方におすすめです。
「きたしずく」のお勧め
通販では、きたしずくを購入することができます。
その中から3種類紹介します。
「鍋島 純米大吟醸 きたしずく」
最も有名な銘柄の1つで、きたしずくを40%まで精米した高級酒です。
きたしずくの高精米商品は珍しく、九州の酒蔵が北海道のお米を使っているというのも面白いです。
フルーティーで華やかな香りとすっきりとした飲み口が楽しむことができます。
「姿 純米吟醸 きたしずく 無濾過生原酒」
早くから北海道のお米を多く使用している銘柄の1つです。
きたしずくは、純米大吟醸と生原酒の純米吟醸の2種類がありますが、こちらは生原酒の方です。
無濾過で瓶詰めされているので、お米の旨味や香りが豊かに感じられます。
爽やかでフレッシュな味わいを楽しむことができます。
「上川大雪 純米吟醸 きたしずく」
全量北海道産のお米を使っており、その中にきたしずくも含まれます。
まだ試験的に販売されているレアな商品ですが、今後の北海道の日本酒の注目株です。
きたしずくの爽やかさと深みが合わさった味わいを楽しむことができます。
まとめ
「きたしずく」は、北海道で生まれた酒造好適米の一種を使用した日本酒です。
酒造好適米とは、酒造りに適した特徴を持つお米の品種で、農林水産省に登録されています。
きたしずくは、2010年に北海道道立総合研究機構農業研究本部中央農業試験場で誕生したとされます。
きたしずくは、比較的新しい酒米ですが、北海道の気候や土壌に合ったお米であり、日本酒造りにも適しています。
今後もさまざまな銘柄や味わいが出てくることが期待されるので、ぜひきたしずくに着目してみましょう。
実際に販売されているきたしずくの日本酒をさまざまな料理に合わせていただくことをおすすめします。