「河惣益巳」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「河惣益巳」のお勧めの作品を紹介します。
「河惣益巳」について簡単に説明
「河惣益巳」とは、愛知県豊橋市出身で、1959年3月27日生まれの漫画家です。
1981年に『別冊花とゆめ』(白泉社)夏の号に掲載された『ツーリング・エクスプレス』でデビューを果たしました。
この作品はその後シリーズ化され、本編完結後も「特別編」や「Euro編」として続いています。
河惣益巳の代表作には、『ツーリング・エクスプレス』のほかに、『サラディナーサ』、『火輪』、『玄椿』、『蜻蛉』などがあります。
「河惣益巳」のお勧め
「河惣益巳」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「ツーリング・エクスプレス」
1981年にアテナ大賞を受賞した作品で、国際刑事警察機構(ICPO)の新米刑事シャルルと超一流の殺し屋ディーンの恋物語を軸としています。
政治経済文化社会問題を巧みに取り入れたハードボイルド作品であり、現在では「ジェニー・シリーズ」との相互乗り入れにより、複数の主人公の生涯を描く大規模な大河ドラマとして発展を続けています。
ツーリング・エクスプレスは、本編、特別編、Euro編、メデューサ編、ノートルダム編、OR編という6つのシリーズに分かれており、それぞれにシャルルとディーンの関係や周囲の人々の物語が展開されています。
また、外伝的な読み切り中編もいくつかあります。
「サラディナーサ」
白泉社の雑誌『花とゆめ』に連載した歴史漫画です。
主人公はサラディナーサ・デ・フロンテーラという、16世紀のスペインの海軍の猛将の娘で、海賊も恐れる海の覇者になるという物語です。
作品の舞台は、スペイン、ネーデルラント、イングランドなどのヨーロッパの国々で、実在の歴史上の人物も登場します。
サラディナーサは、父親のレオン・エウゼビオや、婚約者のドン・ファン・デ・アウストリア、夫のマシュー・リカルド・ドレイクなど、様々な人々との関係を通して成長していきます。
作品は全9巻で、文庫版は全5巻で出版されています。
「火輪」
中国をモデルとした架空の異世界で繰り広げられるファンタジー・アクションです。
主人公は、東海竜王の眷属として育った半人半神の少年・琅亮(ラン・リーアン)で、彼の出自や運命に関わる様々な人物や事件に巻き込まれていきます。
道教神話の神々や四方将神の一柱である青龍・朱雀・白虎・玄武などが登場し、天界・地界・人界の三界の平和をかけた壮大な物語が展開されます。
まとめ
「河惣益巳」は、日本や中国など東アジア文化にも造詣が深く、その知識や情熱を作品に反映させています。
また、河惣益巳の作品は、登場人物の感情や人間関係を丁寧に描き出し、読者に感動や共感を与えることが多いです。
河惣益巳の作風は、ハードボイルドとロマンティックの両方の要素を持ち合わせており、多くのファンに支持されています。
ぜひ、一度河惣益巳の作品に触れてみましょう。