「川崎三枝子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「川崎三枝子」のお勧めの作品を紹介します。
「川崎三枝子」について簡単に説明
「川崎三枝子」とは、鳥取県出身で、1949年2月5日生まれの漫画家です。
中学卒業後の1963年に、漫画家を目指して上京しました。
佐藤まさあきのアシスタントとなり、女性キャラの描写が苦手な佐藤の代筆を担当しました。
1964年に、短編誌「花」に「その赤ちゃんは…?」で貸本漫画家としてデビューを果たしました。
1971年には、「週刊漫画アクション」に「黒衣の女」で一般誌デビューしました。
以降、女性を主人公にしたアクション劇画や官能劇画を多数発表しました。
「川崎三枝子」のお勧め
「川崎三枝子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「黒衣の女」
川崎三枝子が漫画を描き、滝沢解が原作を担当したホラー劇画です。
1971年に一般誌デビューした作品で、女性を主人公にしたアクション劇画や官能劇画の先駆けとなりました。
物語は、関東女子大学の学生・魔子の恋人だった邦彦が自殺するところから始まります。
魔子はやはり自殺した以前の恋人・佐伯の霊に殺されたのではないかと、教授の有田に相談します。
魔子の魅力に惹かれた有田は、佐伯の死んだホテルの部屋に魔子とともに入り、佐伯の霊を降ろすと言いながら魔子を抱きます。
有田は初めから、霊など信じていなかったのです。
しかしホテルを出た後、有田は佐伯の霊が乗り移った運転手の車に轢かれて死んでしまいます。
魔子は黒衣の女と呼ばれるようになり、次々と男たちを惑わせて死に追いやっていきます。
魔子の周りで起こる不可解な事件や、魔子の過去の秘密、そして魔子の運命はどうなるのか、というのが物語の展開です。
「妖あどろ」
1979年から1983年にかけて芳文社の雑誌「週刊漫画サンデー」に連載した劇画です。
主人公は麻利亜という女子高生で、不良少女たちを率いるカリスマ的な存在ですが、実は超能力や不死の力を持つ異形の存在でした。
麻利亜は自分の正体を探るために、アマゾンの奥地やヒマラヤの秘境などに冒険に出かけますが、そこで様々な敵や危険に遭遇します。
この作品は麻利亜の壮絶な運命と、彼女に関わる人々の愛憎劇を描いています。
「ジタンヌ90」
川崎三枝子が作画、関川夏央が原作を担当した漫画作品です。
1981年に少年画報社から全2巻が刊行されました。
ジタンヌ90は、1990年の近未来を舞台に、都市ゲリラと国防軍の戦闘を描いたアクション劇画です。
主人公は、国防軍によって家族を殺された女性ゲリラのジタンヌです。
彼女は、国防軍の将校であるミハイル・ヴァレンチノフに復讐するために、仲間とともに死闘を繰り広げます。
作品は、暴力やエロスの描写が多く、川崎三枝子の作風を代表するものとなっています。
まとめ
「川崎三枝子」の作品は、女性の感情や欲望を描くことに長けており、多くの読者に支持されました。
ぜひ、キャラクターの内面を深く掘り下げた漫画を生み出す川崎三枝子の作品を楽しんでみましょう。