「キクチヒロノリ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「キクチヒロノリ」のお勧めの作品を紹介します。
「キクチヒロノリ」について簡単に説明
「キクチヒロノリ」とは、日本の漫画家、画家として活動する人物です。
1995年に漫画雑誌『ガロ』でデビューを果たし、その後『アックス』や『架空』などの雑誌に作品を発表しました。
彼の作品は、ポップなキャラクターと超現実的なストーリーが特徴で、『爆裂瞑想バキトマ道』『げだつマン』『へろみの夏休み』などの単行本が出版されています。
近年では、フランスでも翻訳が出版されるなど国外でも評価を受けています。
また、2019年には自主製作による画集『キクチヒロノリ画集 Hironori KIKUCHI the drawoing of ALCHEMICAL GRAPHICS』を刊行しました。
「キクチヒロノリ」のお勧め
「キクチヒロノリ」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「爆裂瞑想バキトマ道」
1998年に青林工藝舎から出版したコミックです。
爆裂瞑想バキトマ道は、彼の初期の作品を収録したもので、かわいいキャラクターがとんでもない世界にトリップしてしまうという超現実的なギャグマンガです。
著者の独特なデフォルメや描線、宇宙人や異星人との交流などが特徴的です。
この作品は、ギャグと異星人というテーマに親和性の高いリミックス文学の影響を受けているとも言われています。
「げだつマン」
シュールで幻想的な短編集です。
げだつマンは、1999年に青林堂から単行本として出版されました。
この作品では、夢や無意識の世界を題材にした、不条理で奇妙な物語が描かれています。
例えば、ロボットが怪物と戦う話や、人間が植物になる話などがあります。
キクチヒロノリは、レーモン・ルーセルや錬金術などに影響を受けたと語っています。
げだつマンは、キクチヒロノリの代表作の一つとして知られます。
「へろみの夏休み」
超現実的なストーリーのコミックです。
へろみの夏休みは、2000年に青林堂から単行本として出版されました。
この作品は、へろみという少女が夏休みに様々な冒険を繰り広げるという内容ですが、その冒険は現実と幻想が入り混じった不思議なもので、読者を驚かせます。
例えば、へろみは自分の体が透明になったり、巨大なカエルと友達になったり、宇宙人と出会ったりします。
まとめ
「キクチヒロノリ」の画風は、ペン先に圧力をかけて子供の絵のようなフォルムを作り出し、リミックス文学などの最先端の文学を消化したものと言われています。
彼の作品は、現代社会の矛盾や不条理を風刺したり、人間の内面や欲望を探求したりするものが多く、読者に強い印象を与えます。
ぜひ、キクチヒロノリの作品に触れてみましょう。