かわぐちかいじは、広島出身の男性漫画家です。
明治大学文学部日本文学科卒業後、1968年に『ヤングコミック』(少年画報社)にて掲載された「夜が明けたら」でデビューを果たしています。
代表作に『沈黙の艦隊』、『ジパング』、『太陽の黙示録』、『空母いぶき』などで、壮大な舞台で男達が活躍する大河ストーリーを得意としています。
「かわぐちかいじ」の作品の特徴
かわぐちかいじの父親は戦時中に掃海艇の乗組員をつとめ、戦後は小型タンカーの船長を務めていた関係で、その頃から大きな船には大変関心があり、それがのちの大海原での巨大軍艦を舞台にしたストーリーテーラーの誕生につながったと言われています。
その後、麻雀漫画、時代劇漫画をいくつか発表した後、1980年代中ごろ以降は、『モーニング』(講談社)や『ビッグコミック』(小学館)等で人気作・話題作を多数生み出し、現在に至っています。
多くの作品が、アニメ化、実写化されています。
「かわぐちかいじ」のお勧め
かわぐちかいじの作品はアマゾン等ネット上で多く取り上げられています。
かわぐちかいじの作品の中で、人気の高い3作品をご紹介します。
ジパング(1) (モーニングコミックス) Kindle版
200X年のイージス艦が、1942年にタイムスリップしたならば・・という突拍子もない話です。
――海上自衛隊所属、最新鋭イージス艦「みらい」、謎の暴風雨に遭遇(そうぐう)し、そしてすべての僚艦(りょうかん)、失踪(ロスト)します……。
やがて、1942年・ミッドウェー海戦域のド真ん中に“出現”した「みらい」は、撃墜(げきつい)された海軍将校を救助します。
そこから歴史が大きく変わります。
講談社漫画賞受賞作品です。
太陽の黙示録(1) (ビッグコミックス) Kindle版
パニックを書かせたらかわぐちかいじは辣腕です。
2002年8月10日、突如として首都圏を襲った巨大地震と富士山の噴火は、東海〜南海にかけての巨大地震をも併発するという設定です。
日本列島は南北に分断されてしまうというとんでもない状況に陥ります。
そんな状況で主人公の柳家の秘蔵っ子・舷一郎は、富士山に程近い仙石原にいながらも奇跡的に生還ます。
はっぽうやぶれ(1) (かわぐちかいじ傑作選) Kindle版
かわぐちかいじの書記の頃からの麻雀漫画です。
昭和30年頃、大阪は新世界で生まれたブウ麻雀が山陽道を西へと伝わり、九州は博多に息づき始めていました。
麻雀に自信満々の18歳の若者、花島タケオは大阪からやって来たケン師・堂島と運命的に出会います。
麻雀で惨敗したタケオが堂島に聞かされたのは、思いがけずにタケオの母親の話だった――。
まとめ
かわぐちかいじの、とてつもない想像力・発想力と、緻密なミリタリーメカの描写、そして骨太のストーリー展開は、多くの人々に支持を受けています。
そしてかわぐちかいじの多くの作品が、アニメ化、実写化されています。
そんなかわぐちかいじの漫画が面白くないはずがありません。
是非手に取って一読してみましょう。
絶対に裏切ることはないはずです。