「笈川かおる」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「笈川かおる」のお勧めの作品を紹介します。
「笈川かおる」について簡単に説明
「笈川かおる」とは、福岡県出身の漫画家です。
笈川かおるは、主に少女漫画や歴史漫画を描いており、1980年に創刊された「ぶ〜け」に移籍してからは、同誌や「Candle」(秋田書店)「ヤングユー」(集英社)などで活躍しました。
同期の漫画家には、水樹和佳、清原なつの、松苗あけみなどがいます。
笈川かおるの代表作には、「すずめ報告」、「ヘ・ヘ・ヘの方程式」、「花を抱えたゲリラ」、「羽衣一景」、「ショウダウン」、「夢の終わり/羽衣終景」、「愛の御一家」、「君を待つ千夜」、「黄昏シーラカンス」、「ばってんBOX」などがあります。
また、集英社の歴史別伝記『学習漫画 世界の歴史』の11巻も担当しました。
「笈川かおる」のお勧め
「笈川かおる」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「メモリーマシン」
笈川かおるのデビュー作で、1976年にりぼんDXで掲載された作品です。
主人公は記憶を失った少女で、メモリーマシンという装置を使って過去の自分を探そうとします。
しかし、メモリーマシンには危険な秘密が隠されていたのです。
SFとサスペンスの要素を盛り込んだ作品です。
「羽衣一景」
1987年に秋田書店から発売されたファンタジー・ロマンの漫画です。
主人公の美咲は、天から降りてきた天女の羽衣を拾ったことで、天女の力を受け継ぎ、バイオリンの名手・しぎくと出会います。
2人は音楽を通じて惹かれ合っていきますが、天女の力には秘密がありました。
この作品は、笈川かおる先生の独特のタッチで描かれた感動的な物語です。
表題作のほか、「海辺のナイチンゲール」「ウォーク・パーティ」の2作も収録されています。
「ソルジャー・オブ・レイン」
1988年に発表した短編集です。
この作品は、大都会ニューヨークを舞台に、二重人格の作家・コリンとスターを目指す少年・グレイのコンビが偶然に出会い活躍するシティコメディです。
背が高くてハンサム、そして頭脳も結構良いと3拍子揃った男前が登場し、彼にどんどん翻弄されていきます。
そんなうららの悲劇?を描いた作品です。
この作品は、集英社のヤングユーコミックスから単行本が発売されています。
まとめ
「笈川かおる」の作品は、青春や恋愛、ファンタジーやミステリーなど、さまざまなジャンルにわたっています。
笈川かおるの作風は、素直で明るく、時にシニカルで、読者の心に響くものが多いです。
ぜひ、さまざまな漫画を精力的に生み出す笈川かおるの作品を楽しんでみましょう。