「江波譲二」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「江波譲二」のお勧めの作品を紹介します。
「江波譲二」について簡単に説明
「江波譲二」とは、東京都江東区出身で、1938年5月13日生まれの漫画家です。
代表作に「トップ屋ジョー」「パピヨン」「キャプテンウルトラ」などがあります。
小学生の頃からスポーツ万能で学力優秀な生徒でした。
中学生の頃に手塚治虫の漫画に影響を受けて漫画家を目指しました。
高校卒業後の1957年に、集英社の雑誌「日の丸」に掲載された「幕末珍騒動」で漫画家デビューを果たしました。
その後は、ひばり書房の貸本漫画「トップ屋ジョーシリーズ」で人気を博しました。
江波譲二は、南波健二とともに大仙プロを設立し、少年誌や青年誌で活躍しました。
とりわけ、特撮ヒーローものの漫画化に多く携わりました。
例えば、「ウルトラQ」「キャプテンウルトラ」「シルバー仮面」「猿の軍団」などです。
これらの作品は、江波さんの迫力ある画風と緻密な構成で、多くのファンを魅了しました。
「江波譲二」のお勧め
「江波譲二」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「トップ屋ジョー」
1959年にひばり書房から発表した貸本漫画のシリーズです。
主人公のジョーは、世界中の危険な任務を引き受けるトップ屋と呼ばれるプロの殺し屋です。
ガンマンとしての腕は一流で、敵の罠や陰謀にも巧みに対処します。
アクションとサスペンスが満載の劇画です。
トップ屋ジョーは、現在は電子書籍としても読むことができます。
「稲妻エース」
1960年代に少年サンデーで連載した野球漫画です。
主人公は、稲妻エースと呼ばれる天才投手の高橋一郎です。
彼は、弱小の東京第一高校野球部に入部し、全国大会を目指します。
しかし、彼には秘密があります。
彼は、自分の投げる球が相手のバットに当たると、そのバットが砕けるという特殊な能力を持っているのです。
この能力は、彼の父親が開発した特殊なグローブによって発動します。
しかし、このグローブは、一郎の体にも負担をかけます。
一郎は、自分の能力を隠しながら、仲間やライバルとの熱い戦いを繰り広げます。
「パピヨン」
1971年に少年マガジンで連載された漫画です。
原作はアンリ・シャリエールの自伝的小説「パピヨン」で、無実の罪で悪魔島に送られた主人公が、友人のドガとともに脱獄を繰り返す物語です。
漫画家の江波譲二は、原作に触発されて漫画版を描きましたが、映画の公開前に連載を始めたため、映画とは異なる展開や描写があります。
例えば、漫画ではパピヨンが脱獄するたびに別の女性と恋に落ちるシーンがありますが、映画ではそのようなシーンはありません。
まとめ
「江波譲二」は、代々木アニメーション学院で講師を務めたり、自身の作品展を開催したりしています。
江波譲二は、日本の漫画界に多大な影響を与えた先駆者の一人として、今もなお高い評価を受けています。
ぜひ一度、江波譲二の作品に触れてみましょう。