「大河原遁」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「大河原遁」のお勧めの作品を紹介します。
「大河原遁」について簡単に説明
「大河原遁」とは、群馬県高崎市出身で、1968年1月3日生まれの漫画家です。
1985年に、「妖仙遊録」という作品で第5回ニューフレッシュジャンプ賞準入選し、1989年には、「Lonely Army」という作品で第37回手塚賞佳作を受賞しましたその後は、漫画原作やフジテレビバラエティプランナー大賞への応募などの活動をしていました。
2003年に『スーパージャンプ』で「王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜」という読切を発表しました。
この作品は好評を博し、同誌で連載化されました。
他にも、「孫子春秋」や「enma」などの漫画原作を手がけています。
「大河原遁」のお勧め
「大河原遁」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「王様の仕立て屋〜サルト・フィニート〜」
2003年から2011年までスーパージャンプで連載された作品です。
イタリア・ナポリの泥棒市に住む日本人の織部悠が、伝説の名仕立て屋の弟子として、様々な客の注文に応える物語です。
ナポリの仕立ての技術や文化、歴史や風俗などが細かく描かれています。
全32巻で、第2部「王様の仕立て屋?サルトリア・ナポレターナ?」は、2011年から2016年までグランドジャンプで連載されました。
悠がナポリの仕立て屋の組合の会長になり、仕立ての伝統を守るために奮闘する物語です。
全13巻で、第3部「王様の仕立て屋?フィオリ・ディ・ジラソーレ?」は、2016年から2018年までグランドジャンプで連載されました。
悠がナポリの仕立て屋の組合を離れ、自分の仕立てのスタイルを追求する物語です。
全7巻で、第4部「王様の仕立て屋?下町テーラー?」は、2018年から現在までグランドジャンプで連載中です。
悠が日本に帰国し、下町の仕立て屋として活動する物語です。
既刊16巻です。
「かおす寒鰤屋」
1995年から1996年まで週刊少年ジャンプで連載された作品です。
第2回ジャンプ新人海賊杯で3位入賞した読切作品を連載化したもので、寒鰤という魚を使った料理を提供する店を営む主人公の冒険と恋愛を描いた物語です。
「Lonely Army」
1989年に第37回手塚賞佳作を受賞した短編集です。
大河原正敏という本名で発表されたもので、Lonely Army #1. 大草原からの手紙 #2. 食人倶楽部 #3. PARTNER LITTLE HERMIT 震天弓張月の4編が収録されています。
それぞれ、孤独な主人公が戦争や暴力に巻き込まれる物語です。
まとめ
「大河原遁」の作品は、イタリアのファッションや歴史を題材にしたものが多く、細かい描写や豊富な知識が魅力です。
また、コメディやアクションも得意で、読者を楽しませてくれます。
ぜひ、多彩な表現で漫画を描く大河原遁の作品を楽しんでみましょう。