「大橋裕之」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「大橋裕之」のお勧めの作品を紹介します。
「大橋裕之」について簡単に説明
「大橋裕之」とは、愛知県出身の漫画家、俳優として活動する人物です。
自費出版で活動を始めた後、音楽雑誌やQuickJapanなどの商業誌でデビューを果たしました。
独特の作風で、下書きのようなタッチや特徴的なキャラクターの目が印象的です。
代表作には、『シティライツ』や『太郎は水になりたかった』などがあります。
また、音楽好きであり、カーネーションやニーネのファンを公言しています。
2016年からは俳優としても活動し、映画『あなたを待っています』で主演を務めました。
2020年には自身の原作『音楽』がアニメーション映画化され、2021年には自身の原作『ゾッキ』が実写映画化されました。
同年公開の映画『街の上で』では、監督の今泉力哉とともに脚本を担当しました。
「大橋裕之」のお勧め
「大橋裕之」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「音楽と漫画」
2009年に太田出版から発売された漫画の単行本です。
この作品は、不良高校生の研二とその仲間たちが、思いつきでバンドを結成し、音楽に夢中になっていく姿を描いたコメディです。
原作は、大橋裕之が自費出版で発表した『週刊オオハシ』に連載されていたもので、単行本には描き下ろしのエピソードも収録されています。
この作品は、2020年にアニメーション映画化され、オタワ国際アニメーション映画祭で長編部門グランプリを受賞しました。
「シティライツ」
大橋裕之が描いたショートストーリー集です。
社会の片隅に生きる人々のささやかな喜びや悲しみを描いています。
例えば、スパイが苦手なスパイ学校の先生や、超能力は使えないけど超能力を愛する気持ちだけは誰にも負けない超能力研究部の女子、下手くそなのに自信満々なパントマイマーなど、冴えなくて愛おしい登場人物が登場します。
ひとつの町を舞台に不器用だけれど精一杯生きている住人たちが織り成す数奇な群像劇です。
「太郎は水になりたかった」
大橋裕之が描いた青春物語です。
中学2年生の太郎は、母親がいなくて、親友のヤスシや同級生の谷村さんとの関係に悩みながら、何かデカいことをやりたいと思っています。
雨上がりの虹のように描かれる、繊細でリリカルな作風が特徴的です。
モラトリアムと妄想が爆発するヤングゼネレーション・コミックとも呼ばれています。
この作品は、2015年から2016年にかけて、リイド社のウェブコミックサイト「トーチweb」で連載されました。
全2巻の単行本が発売されています。
まとめ
「大橋裕之」は、漫画家のみならず、俳優としても活躍しています。
ぜひ、幅広い分野で活躍の幅を広げている大橋裕之の作品を楽しんでみましょう。