「大橋薫」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「大橋薫」のお勧めの作品を紹介します。
「大橋薫」について簡単に説明
「大橋薫」とは、愛知県出身で、1966年3月24日生まれの漫画家です。
大橋薫は、平井和正とウルフガイプロジェクトの原作による「狼のエンブレム」でデビューしました。
その後は、『ファンロード』(ラポート)にて活躍し、一本木蛮、児嶋都、ながいけんらと共に一時代を築きました。
代表作には、「いけない華子先生」「ほけん-の-せんせ」「エロカワ王子」「口裂け少女さっちゃん」「ヘンカノ」などがあります。
「大橋薫」のお勧め
「大橋薫」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「ぐるぐる使い」
大槻ケンヂという小説家の短編集のタイトルでもあり、大橋薫がコミック化したものです。
コミック版は2008年に朝日新聞社から出版されました。
コミック版には、ぐるぐる使い、キラキラと輝くもの、憑かれたな、月夜のヒロイン、デッド・ドリームという作品が収録されています。
まず、くるぐる使いは、神がかり的な力を持ったがために大道芸をやらされる少女の悲しい恋物語です。
次にキラキラと輝くものは、妹の麗美子が宇宙人にさらわれたと主張する兄の時夫の苦悩を描いた作品です。
3つ目の憑かれたなは、エクソシストのパロディで、悪霊に取り憑かれた女子高生の話です。
4つ目の月夜のヒロインは、月の光を浴びると美しくなる女性の秘密を暴こうとする男の話です。
5つ目のデッド・ドリームは、夢の中で死んだ人が現実でも死ぬという都市伝説を題材にしたホラーです。
コミック版は、大槻ケンヂの小説の世界観を忠実に再現しつつ、大橋薫の独自のタッチで表現されています。
青春の残酷さと超常現象の真実、現実のそばにある非日常の彼方に見える現代のリアルを描いた傑作短編集です。
「口裂け少女さっちゃん」
大橋薫が作画、大塚英志が原作を担当したホラー漫画です。
主人公は、口裂け女と呼ばれる怪物の娘である口咲さちこです。
彼女は、行方不明になった母親を探すために、日本各地を旅しています。
しかし、その途中で、さまざまな怪異や妖怪に遭遇し、命がけの戦いを繰り広げます。
この作品は、カドカワデジタルコミックスから全2巻が発売されています。
口裂け少女さっちゃんは、日本の都市伝説に登場する口裂け女をモチーフにした作品で、その恐ろしさや悲しさを描いています。
大橋薫の緻密な画風と大塚英志の独創的なストーリーが見事にマッチした作品です。
「戦国月夜」
大橋薫と楠桂の姉妹が合作したファンタジー漫画です。
戦国時代に鬼姫の呪いが封印されていた狐者異の山が開発され、魑魅魍魎が顔を出すという物語です。
主人公の正義は、鬼姫の生まれ変わりとして奇怪な事件に次々と巻き込まれていきます。
鬼姫の過去や正義の運命、そして鬼に落ちた神や座敷わらしとの関係などが描かれています。
まとめ
「大橋薫」は、ホラーやミステリーなどのさまざまな作品を描いています。
ぜひ、重厚なストーリーを描く大橋薫の作品を楽しんでみましょう。