「一色登希彦」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「一色登希彦」のお勧めの作品を紹介します。
「一色登希彦」について簡単に説明
「一色登希彦」とは、東京都出身の漫画家です。
一色登希彦は、細野不二彦さんのもとでアシスタントを務めました。
1993年に『少年サンデー特別増刊R』に掲載された「最強ロボ・ゴンタ2号」でデビュー果たしたことで知られます。
彼は、敬愛する作家の1人として藤田和日郎さんを挙げており、登場人物の成長や心情を生き生きと描く作風が特徴的な漫画家です。
「一色登希彦」のお勧め
「一色登希彦」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「ダービージョッキー」
競馬の世界を舞台にした青春群像劇です。
主人公は、騎手を目指す上杉圭という少年で、誰もが手を焼く難しい練習馬「フラワーカンパニー」と出会ってから様々な試練を乗り越えていきます。
天才騎手・武豊が原案を担当し、競馬の魅力や厳しさをリアルに描いています。
小学館の『週刊ヤングサンデー』で1999年から2004年まで連載され、全22巻が刊行されました。
「日本沈没」
小松左京の同名のSF小説をコミック化した災害パニックドラマです。
日本が沈没するという未曾有の大災害をテーマにしており、潜水艇操縦士の小野寺俊夫やレスキュー隊員の阿部玲子などの登場人物たちが、生き残りをかけて奔走します。
小学館の『ビッグコミックスピリッツ』で2006年から2008年まで連載され、全15巻が刊行されました。
「九段坂下クロニクル」
2011年に取り壊された神保町にかつて存在した九段下ビルを共通のモチーフにして、四人の作家がそれぞれ描く人間ドラマのオムニバスコミックです。
一色登希彦は「スクリュードライブ らせんですすむ」というタイトルで昭和初期の話を担当しました。
他にも元町夏央や朱戸アオなどが参加しており、一色登希彦版『日本沈没』の制作陣としても知られています。
まとめ
「一色登希彦」は、漫画家としてだけでなく、美術家としても評価されたこともあります。
2013年には、ウィーンのMAK(オーストリア国立応用美術館)で「NIPPON CHINBOTSU Japan Sinks. A Manga」展が開催されました。
この展示では、一色登希彦版『日本沈没』のアイディア・スケッチから完成作品までの創造過程を追ったり、原画をおよそ十倍に拡大プリントした縦5m・横50mの幕などを展示しました。
ぜひ、マルチな才能を発揮する一色登希彦の作品を楽しんでみましょう。