「一色まことの漫画」は女性漫画家・一色まことによる作品で、ヒット作も多くアニメ化・実写映画化などもされています。
ここでは「一色まことの漫画」の作風とおすすめの作品を紹介します。
「一色まことの漫画」の作風ついて簡単に説明
人情味があるストーリーとかわいく味がある絵柄が特徴。
シリアスな展開もありますが、軽快なギャグも得意なので重くなりすぎません。
代表作「花田少年史」はコメディですが、「ピアノの森」は本格的な音楽漫画となっており題材の振れ幅も大きいです。
しかしどれも人物の描き方が綿密で心理描写が巧み。
その手腕で読者を物語に引き込みます。
「一色まことの漫画」のお勧め
通販でも「一色まことの漫画」は購入できます。
お勧めの作品を3点紹介します。
「ピアノの森」
1998年から2015年に講談社の『ヤングマガジンアッパーズ』や『モーニング』にて連載されていました。
数少ない本格的なピアノ漫画で、2007年に劇場アニメ化、2018年から2019年に連続アニメ化しました。
主人公の一之瀬海は、森の端という貧民街に母親と暮らしている少年。
ある日小学校のクラスにプロのピアニストを目指す雨宮修平が引っ越してきます。
海は森に捨てられた壊れたピアノをおもちゃにしており、雨宮の前で我流ながら聴き手を惹きつける演奏を披露します。
そして海の小学校の音楽教師・阿字野壮介も海の才能を見抜きますが、実は彼は表舞台を去った元ピアニストで…。
貧しい少年の海が、母・先生・ライバル・仲間に囲まれピアニストとして開花していく様を描きます。
漫画の後半はショパンコンクール編となりますが、「ピアノの森」のアニメで阿字野壮介の演奏を担当していた反田恭平さんが実際に2021年のショパンコンクールで2位となり、「まるで『ピアノの森』だ」と話題になりました。
全26巻です。
「花田少年史」
講談社の『ミスターマガジン』にて1993年から1995年まで連載、2002年から2003年にアニメ化・2006年には実写映画化しました。
主人公・花田一路は近所でも評判の悪ガキ。
ある日車と衝突し死にかけたことをきっかけに、幽霊が見え話ができるようになってしまいます。
幽霊たちに頼まれた様々な依頼ごとを、一路が叶えていくストーリーです。
1970年代の田舎を舞台にしたノスタルジックな雰囲気と心温まるが時には重いヒューマンストーリー・軽快なギャグで、1995年には講談社漫画賞を受賞するなど評価が高い作品です。
アニメも国内外で様々な賞を受賞しました。
全4巻に加え、アニメの番外編の漫画化が加わった5巻目も後に発売されました。
「〜ガキの頃から〜 一色まこと短編集」
単行本未収録の作品を集め、2010年に発売された短編集。
どれも笑いと涙と心の痛み・ほっと暖かくなる感じが凝縮されています。
この人間臭さが、一色まことの醍醐味だなと感じさせてくれます。
まとめ
「一色まことの漫画」は、映像化されたものも多くどれも評価が高いです。
こちらを参考に、ぜひお気に入りを見つけてみてください。