「雁木(日本酒)」を購入する際には何に注意して選べばいいのでしょうか。
今回は、この雁木(日本酒)を購入する場合のポイントやお勧めの商品を紹介します。
「雁木(日本酒)」を簡単に説明
このお酒は、山口を代表する蔵元である八百新酒造が造っている日本酒のブランド名です。
雁木とは、雪で覆われる蔵の入口に続いている木製階段のことをいいます。
このお酒は、醸造アルコールを加えたり活性炭で濾過したりしません。
米と水と麹だけで造るシンプルなものですが、このシンプルなやり方と真摯に向き合っています。
このお酒を購入する場合は、等級や米のことを知って注意することが大事です。
例えば、雁木では米の精米歩合によって異なる等級があります。
精米歩合は米をどれだけ磨いたかを示す割合で、精米歩合の%が少ないほどよく磨いていることになり、等級が高くなります。
このお酒には次の4つの等級があります。
本醸造(精米歩合70%)、純米吟醸(60%)、純米大吟醸(50%)、純米大吟醸特選(40%)といった具合です。
純米大吟醸特選になると、精米歩合は40%のため、60%は磨かれたことになり、より選別されたことになります。
「雁木(日本酒)」のお勧め
この商品は、通販で数多く取り扱われています。
そんな数多く取り扱われているこの商品の中からお勧めする具体的な商品名を3つ紹介します。
「八百新酒造 雁木 純米大吟醸 ゆうなぎ」
セカンドネームの「ゆうなぎ」は、蔵の前を流れる錦川が注ぎ込む瀬戸内海の夕凪のように揺蕩う飲み心地を想像したものです。
気品ある穏やかな香り、しなやかで風格のある味わいのお酒です。
「八百新酒造 雁木 純米吟醸 みずのわ」
原酒を和水、一回火入(瓶燗)した純米吟醸酒です。
セカンドネームの「みずのわ」は、川面に魚が跳ねた時の同心円状に広がる波紋と「和水」の意味を重ねたイメージです。
「八百新酒造 雁木 純米大吟醸 鶺鴒(がんぎせきれい)」
八百新酒造・雁木の最上級酒として位置付けられているお酒です。
優雅な香味で満足した後に続く余韻の心地よさを、錦川の水の上をすれすれに飛ぶ鶺鴒(せきれい)になぞらえています。
まとめ
八百新酒造は、日本三名橋として名高い錦帯橋のすぐ近くに立つ酒蔵です。
雁木とは本来、船着き場の階段のある桟橋のことを言いましたが、かつては原料米を雁木から揚げて酒造りが行なわれたそうです。