「雁須磨子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「雁須磨子」のお勧めの作品を紹介します。
「雁須磨子」について簡単に説明
「雁須磨子」とは、福岡県出身で、1972年5月23日生まれの漫画家です。
同人活動を経て、1994年に「SWAYIN’ IN THE AIR」でデビューしました。
ボーイズラブ誌、少女漫画誌、青年漫画誌など幅広いジャンルで活動しており、独特の絵柄とゆるいお話が人気です。
また、ジョン・パリーグというペンネームでサークル「雀ライダー」にて同人活動も行っています。
代表作には、『のはらのはらの』、『ファミリーレストラン』、『幾百星霜』、『かよちゃんの荷物』、『あした死ぬには、』などがあります。
とりわけ、『あした死ぬには、』は、40代の女性たちが直面する様々な変化と問題をオムニバス形式で描いた作品で、高い評価を得ています。
「このマンガがすごい! 2020」オンナ編第3位選出、第23回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に選出、「マンガ大賞2020」2次ノミネートもされました。
「雁須磨子」のお勧め
「雁須磨子」のお勧めの商品を4種類紹介します。
「あした死ぬには、」
40代の女性が直面する様々な問題や変化について描かれたオムニバス形式の漫画です。
主人公の本奈多子は映画宣伝会社に勤める42歳の独身女性で、更年期障害や仕事のストレス、人間関係の変化などに戸惑いながら生きています。
他にも、既婚の同級生や引きこもりの友人、仕事の先輩や後輩など、さまざまな登場人物の視点から、40代の壁に立ち向かう姿が描かれています。
「幾百星霜」
明治時代の女学校を舞台にしたほのぼの浪漫コメディです。
主人公は、身長が高くて優しいお嬢様の杉内敦子さんと、小柄で口が悪い滝千賀子さんという、凸凹な親友コンビです。
二人は、恋愛や友情、家族や社会のしきたりなどに悩みながらも、楽しく学校生活を送っています。
作品は、雑誌掲載時より大幅に改稿されており、描き下ろしの番外編やあとがきも収録されています。
全4巻で完結しています。
この作品の魅力は、個性的なキャラクターたちのやりとりや、時代背景を生かしたエピソードです。
「かよちゃんの荷物」
コメディ漫画です。
主人公は阿部かよ子という30歳の女性で、無職だったり太ったり痩せたりしながらも、雑貨屋で働いたり年下の美容師と出会ったりして、人生の山あり谷ありを経験します。
持ち物がいつも大荷物になってしまうのがかよちゃんの特徴的な作品です。
この作品は、竹書房の月刊まんがくらぶで2005年から2011年まで連載されていました。
全3巻で、新装版も出版されています。
まとめ
「雁須磨子」は、日本の漫画界で独自の存在感を放っている漫画家です。
彼女の作品は、リアルでありながらもユーモアや温かさを感じさせるもので、多くの読者に共感や感動を与えています。