「江口寿史」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「江口寿史」のお勧めの作品を紹介します。
「江口寿史」について簡単に説明
「江口寿史」とは、熊本県出身で、1956年3月29日生まれの漫画家、イラストレーターとして活動する人物です。
1977年に『恐るべき子どもたち』でヤングジャンプ賞に入選し、漫画家デビューを果たしました。
その後は、『すすめ!!パイレーツ』や『ストップ!!ひばりくん!』などのヒット作を発表しましたが、1980年代後半からは、イラストレーターとしての仕事が増え、漫画よりもイラストの方に活動の中心を移しました。
1992年には『江口寿史の爆発ディナーショー』で文藝春秋漫画賞を受賞しました。
2003年にはテレビアニメ『無人惑星サヴァイヴ』のキャラクター原案を担当しました。
2018年から2019年にかけては、自身のイラストレーション展『彼女』を全国で開催しました。
「江口寿史」のお勧め
「江口寿史」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「すすめ!!パイレーツ」
1977年から1980年にかけて週刊少年ジャンプに連載した野球ギャグ漫画です。
主人公は千葉県出身の熱血左腕投手・富士一平で、千葉県出身の選手だけで構成された弱小プロ野球チーム・千葉パイレーツに入団します。
しかし、パイレーツの選手たちは一平をいじめたり、他の作品のパロディをしたり、不条理なギャグを繰り広げたりします。
この作品は、従来の野球漫画のほとんどがシリアスな熱血スポ根物だったのに対して、徹底した不条理ギャグを貫き、野球ギャグマンガというジャンルの先駆者となりました。
この作品は、単行本全11巻、集英社漫画文庫版全11巻、ワイド版全6巻、文庫版全6巻、完全版全4巻、廉価版全2巻として刊行されています。
また、完全版と廉価版は小学館が発行しています。
「エイジ」
1985年から1990年まで「フレッシュジャンプ」で連載された、江口寿史のストーリー漫画です。
主人公のエイジは、16歳の夏にボクシングに出会い、プロを目指すことになります。
彼は、ライバルや仲間、恋人との出会いや別れを経験しながら、成長していきます。
「ストップ!!ひばりくん!」
1981年から1983年まで『週刊少年ジャンプ』に連載された作品です。
主人公の坂本耕作は、母の死後、ヤクザの大空組に世話になることになります。
そこで出会った美少女・大空ひばりに一目惚れしますが、ひばりは実は男の子でした。
ひばりの正体を知らない耕作と、ひばりの想いを寄せる耕作の同級生・麻生真理子の三角関係を中心に、大空組の面々や学校の仲間たちが繰り広げるドタバタコメディです。
ひばりは女装した男の子という設定で、当時の少年誌では珍しいキャラクターでした。
まとめ
「江口寿史」の作品は、ギャグやパロディが多く、女性の美しさや可愛らしさを描くことが特徴的です。
女性画に定評がある一方で、男性の魅力や格好良さも表現できる多才な画家です。
ぜひ、さまざまな分野で活躍する江口寿史の作品を楽しんでみましょう。