「榎本俊二」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「榎本俊二」のお勧めの作品を紹介します。
「榎本俊二」について簡単に説明
「榎本俊二」とは、神奈川県藤沢市出身で、1968年12月10日生まれの漫画家です。
藤沢市立御所見中学校、神奈川県立藤沢西高等学校、日本映画学校(現・日本映画大学)を卒業しました。
日本映画学校在学中に「ビッグコミックスピリッツ」第3回相原賞特別賞を受賞しました。
その後は、「月刊アフタヌーン」(講談社)四季賞(1989年秋の佳作)に『Golden Lucky』が入賞し、応募作が同社の「週刊モーニング」に掲載され、漫画家デビューを果たしました。
「榎本俊二」のお勧め
「榎本俊二」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「GOLDEN LUCKY」
1989年から1996年まで『モーニング』に連載されたギャグ漫画です。
主人公は、金運が良すぎて災難に見舞われる男・金田幸男と、彼の周囲に起こる奇妙な出来事を描いています。
革命的なギャグセンスと独特のリズムが特徴的で、単行本は全10巻です。
2002年には太田出版から完全版が全3巻で発売されました。
「えの素」
1997年から2003年まで『モーニング』に連載されたギャグ漫画です。
主人公は、下ネタと暴力とエロスを武器に生きる女子高生・葛原緑と、彼女に惚れた男子高生・榎本俊二(作者と同名)との恋愛を描いています。
サディスティックな美女とマゾヒスティックな男のドタバタコメディで、単行本は全9巻で完結しました。
「榎本俊二のカリスマ育児」
榎本俊二が自身の結婚と子育ての体験をもとに描いたエッセイコミックです。
榎本俊二は、ギャグ漫画「えの素」「GOLDEN LUCKY」などで知られていますが、この作品では、超多忙な仕事と育児の両立に奮闘する姿をユーモラスに描いています。
妻である漫画家の耕野裕子や、長女と長男、そして愛車のキャロルなど、榎本家の個性的なメンバーが登場します。
まとめ
「榎本俊二」の作品は、シュールなギャグやエログロな要素が多く、不条理かつスピード感あふれる展開で一部のファンから絶大な支持を得ています。
精神科医の斎藤環は、「最盛期の赤塚不二夫よりも空虚であり、エログロの抽象化という点においては、山上たつひこをも凌駕する」と評しています。
ぜひ、個性的な漫画を生み出す榎本俊二の作品を楽しんでみましょう。