「オオシマヒロユキ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「オオシマヒロユキ」のお勧めの作品を紹介します。
「オオシマヒロユキ」について簡単に説明
「オオシマヒロユキ」とは、東京都江東区深川出身で、1975年9月2日生まれの漫画家・イラストレーターとして活動する人物です。
オオシマヒロユキは、1995年に「CHICKEN」という作品で第49回手塚賞の佳作を受賞し、その後は主にイラストレーターとして活動しました。
イラストレーターとして活躍していた時期は、主に巨乳の美少女をシンプルな線画で描き、おっぱいに星マークをつけて描くポップな画風で人気を獲得していました。
『美姫』の帯文を書いた谷口ジローとは、谷口のアシスタントであった安藤慈朗を介して交流がありました。
2000年代に入ってからは、漫画家活動が中心となりますが、2006年頃からバンドデシネ制作に力を入れ始め、唐突に2008年にベルギーへ移住し、本格的にBD作家として活動を始めました。
その後も、さまざまな形で表現を行っています。
「オオシマヒロユキ」のお勧め
「オオシマヒロユキ」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「下町狂い咲きキネマ」
コンビマンガ家として活躍するオオシマヒロユキと猪原大介の初コミックスとして知られる作品です。
ゆるやかで穏やかな下町という世界の中で繰り広げられる、甘酸っぱい恋模様やほろ苦く切ない青春模様を、忍者や宇宙人といった不思議な味付けで演出している珠玉のオムニバス短編集です。
収録されている作品のタイトルとしては、『はす向かいの真琴ちゃん』、『えりちゃんの恋』、『What a Wonderful World』、『なるとちゃん出前一丁!』、『独立国家秘密基地』、『大銀河組2001代目組長!モコちゃん』、『中庭』、『サスペンデッド・ゲーム』などがあります。
「公園の帝王トイチちゃん」
ビブロスの雑誌『カラフルコミックピュアガール』に読切として掲載したものです。
この作品は、公園で犬の散歩をしている少年トイチが、自分の犬をいじめる不良たちに立ち向かうというストーリーです。
トイチは、自分の犬を守るために、公園の帝王と呼ばれる伝説の犬と契約を結び、強大な力を得ます。
しかし、その代償として、トイチは犬の姿に変身してしまいます。
オオシマヒロユキのポップでシンプルな画風と、猪原大介のブラックユーモアな原作が見どころの作品です。
「学園ノイズ」
オオシマヒロユキと猪原大介の共同原作・共同作画による漫画作品です。
月刊ゼロサムにて2002年から2004年まで連載されました。
この作品は、絶海の全寮制学園「共生学園」に転入してきた謎の転校生・嘩形弾が、学園の逃亡者・早乙女真希志の形見「赤いマフラー」を手に、その死の真相を探るべく、生徒会や不良、一般学生などと対立しながら学園の秩序に挑む作品です。
まとめ
「オオシマヒロユキ」は、ブラックユーモア風の作品を多く生み出しました。
そんなオオシマヒロユキの漫画に、ぜひ一度触れてみましょう。