「岩本ナオ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「岩本ナオ」のお勧めの作品を紹介します。
「岩本ナオ」について簡単に説明
「岩本ナオ」とは、岡山県出身の漫画家です。
2004年に小学館の月刊フラワーズでデビューし、以来、同誌や凛花などで作品を発表しています。
代表作には、第55回小学館漫画賞を受賞した『町でうわさの天狗の子』やこのマンガがすごい!2017オンナ編とマンガ大賞2017で高い評価を得た『金の国 水の国』などがあります。
現在は、月刊フラワーズでファンタジー作品『マロニエ王国の七人の騎士』を連載中です。
「岩本ナオ」のお勧め
「岩本ナオ」のお勧めの商品を4種類紹介します。
「金の国水の国」
隣り合う仲の悪い2つの国が、犬のうんこの片付けの件で戦争になってしまったことから始まる作品です。
神様が仲裁に入り、A国は国で一番美しい娘をB国に嫁にやり、B国は国で一番賢い若者をA国に婿にやるように命じます。
そんな中、A国の姫・サーラはB国の青年・ユーリと偶然出会い、恋に落ちてしまいます。
しかし、2人の仲を邪魔する者や、2つの国の秘密を知る者が現れます。
この作品は、「このマンガがすごい!2017オンナ編」第1位を受賞したことでも知られます。
「スケルトン・イン・ザ・クローゼット」
岩本ナオの初期短編集です。
タイトル作「スケルトン・イン・ザ・クローゼット」では、幼なじみの男女が大人になって再会したときに、互いの秘密を暴露し合うという物語です。
他にも、「雪みたいに降り積もる」「僕の一番好きな歌」「青という言葉のない国から」など、さまざまなテーマや雰囲気の作品が収録されています。
「雨無村役場産業課産業課兼観光係」
岩本ナオの故郷である岡山県南区灘崎町(旧児島郡灘崎町)をモデルにした架空の村・雨無村を舞台にしたコメディ作品です。
雨無村役場産業課産業課兼観光係に配属された新米職員・小林は、村おこしや地域活性化に奮闘することになります。
しかし、彼が取り組むプロジェクトはどれも奇想天外です。
笑いとほろ苦さが交錯する作品です。
まとめ
「岩本ナオ」の作風は、子供のころに読んだ赤石路代や細川智栄子の作品に影響を受けたと言われています。
とりわけ、ヨーロッパ風のコスチュームや背景にこだわりがあり、大学では西洋史を専攻しました。
初期の作品は自分が育った田舎を舞台にしたものが多く、実家をモデルにした家屋も登場します。
しかし、2014年からは海外的な過去世界を舞台にしたファンタジー作品を次々と発表し、元々はこういう作品が書きたかったと語っています。
ぜひ、さまざまな世界観の作品を生み出す岩本ナオの作品を楽しんでみましょう。