「小野新二」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「小野新二」のお勧めの作品を紹介します。
「小野新二」について簡単に説明
「小野新二」とは、1952年生まれの日本の漫画家です。
1978年に週刊少年マガジンでデビューを果たしました。
彼は青春ものやスポーツもの、ラブコメやエロコメなど、さまざまなジャンルの作品を描いて人気を博したことで知られる人物です。
小野新二は、1971年にあだち勉のアシスタントとなり、その後あだち充のチーフアシスタントを務めました。
アシスタント時代の後輩には服部かずみがいました。
また、1978年に少年マガジン新人漫画賞で『まぶしい夏がとおりすぎる』が佳作となり、『純のスマッシュ』で週刊少年マガジンに連載デビューしました。
同時期に連載デビューした小林まことや大和田夏希とともに「新人3バカトリオ」と呼ばれていました。
「小野新二」のお勧め
「小野新二」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「まぶしい夏がとおりすぎる」
小野新二のデビュー作です。
この作品は、1978年に週刊少年マガジンで掲載された短編漫画で、少年マガジン新人漫画賞の佳作に選ばれました。
この作品のあらすじは、高校生の主人公が、夏休みに海で出会った女の子に恋をするというものです。
しかし、女の子は主人公の親友とも付き合っていて、三角関係になってしまいます。
主人公は女の子に惹かれながらも、親友との友情を壊したくないと葛藤します。
最後には、女の子は二人の間を去ってしまい、主人公は夏の思い出として彼女を忘れられないという結末になります。
小野新二の端正な絵柄と、切ない恋愛模様が読者の心をつかみました。
「純のスマッシュ」
1978年に週刊少年マガジンで連載デビューした小野新二の初期作品です。
テニスを題材にした青春スポーツ漫画で、主人公の岡本純は、テニスの名門校・白鷺学園に転入してきた中学2年生です。
テニスを「ハエたたき」と馬鹿にした純は、テニス部の女子部員に敗れてしまいます。
悔しさを晴らすためにテニス部に入部することになりますが、そこで様々なライバルや仲間と出会い、成長していきます。
「初恋物語」
1980年から1981年にかけて週刊少年マガジンに連載された漫画です。
原作は梶原一騎、作画は小野新二というコンビで、青春恋愛ドラマを描いています。
主人公は高杉友也という高校生で、彼の初恋の相手は栗原珠恵という女子高生です。
しかし、珠恵は過失とはいえ友也の兄を事故死させた張本人でした。
友也は珠恵に対して憎しみと好意が入り混じった複雑な感情を抱きますが、次第に心を通わせていきます。
しかし、二人の仲を邪魔する人物や事件が次々と現れ、波乱に満ちた恋の行方を描きます。
まとめ
「小野新二」は、初期は青春ものやスポーツものを描いていましたが、石井いさみやあだち充の系譜である端正な絵柄を買われて、ラブコメやエロコメが描くようにもなりました。
ぜひ幅広い分野で活躍する小野新二の作品を楽しんでみましょう。