「内田美奈子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「内田美奈子」のお勧めの作品を紹介します。
「内田美奈子」について簡単に説明
「内田美奈子」とは、東京都出身で、1980年2月18日生まれの漫画家です。
ハードな設定やシュールなギャグが特徴的な作風で、少年漫画と少女漫画の境界線上にいる作家と評されます。
また、双生児や鏡像世界などのテーマをよく取り上げています。
内田美奈子のデビュー作は、1986年に講談社の『パソコン武芸帳』に掲載された「赤々丸」のキャラクター「ぼーいち君」のモデルとなった人物を描いた短編です。
その後は、『赤々丸』を連載したほか、『ブラインド』『GOOD BYE』『アンバランス・トーキョー』『BOOM TOWN』『放浪ノ双生児?The wandering?』など、さまざまな作品をリリースしました。
また、小説の挿絵やイラストも手がけており、丘野ゆうじ『ハイランディア』シリーズの4巻以降の挿絵を担当しています。
「内田美奈子」のお勧め
「内田美奈子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「赤々丸」
現代日本の高校生だった赤井は、ある日赤々丸と白々丸という2つの身体と人格に分裂しタイムスリップします。
ふたりが現れたのは猫族解放同盟と中央人間政府が敵対するSFな未来でした。
過激な赤々丸は猫族のシンボルとなり、白々丸は得意な理屈をこねつつ猫族と協力し仲間を率いていきます。
赤井に恋するあまり強引に追いかけてきた同級生祥子も加わって、敵味方それぞれの思惑が交錯します。
この作品は、デュオという雑誌で1983年から1986年まで連載されました。
「BOOM TOWN」
仮想世界であるBOOMTOWNで、デバッガー武部朱留が住人やユーザの心に触れながら仕事をこなしていきます。
BOOMTOWNは、現実世界とは異なる法則や物理が支配する場所で、さまざまなトラブルや事件が起こります。
武部は、自分の過去や正体にも関わる謎に迫りながら、BOOMTOWNの住人たちと交流したり、ユーザたちの依頼を受けたりします。
この作品は、コミックガンマという雑誌で1992年から1996年まで連載されました。
「放浪ノ双生児〜The wandering〜」
主人公は双生児の兄弟で、兄は天才的な頭脳を持つが冷酷で残忍な性格のアルフレッド・ヴァン・ヘルシング、弟は優しく温和だが平凡な知能しか持たないアレクサンダー・ヴァン・ヘルシングです。
彼らは幼い頃から父親によって人体実験の対象とされてきましたが、ある日父親が死んだことをきっかけに逃亡します。
しかし、彼らを追う者は多く、彼らは常に危険にさらされています。
この作品は、作者のホームページで2004年から2010年まで連載されました。
まとめ
「内田美奈子」は、独特のペンタッチやキャラクター性、性格描写などで多くのファンを魅了してきました。
現在も活動中で、最新作は『美貧乏探偵コバヤシ』です。
ぜひ、意欲的に漫画を描き続ける内田美奈子の作品に触れてみましょう。