「内田善美」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「内田善美」のお勧めの作品を紹介します。
「内田善美」について簡単に説明
「内田善美」とは、山梨県出身で、1953年10月28日生まれの漫画家、イラストレーターとして活動する人物です。
女子美術大学に入学し、在学中に『りぼん』の新人賞に応募した「すみれ色の季節に」が大賞を受賞しました。
そして、同年、「なみの障害物レース」でプロデビューを果たしたことで知られます。
一条ゆかりのアシスタントをしていたこともあります。
1977年までは、『りぼん』やその増刊号で短編を発表しました。
日本やアメリカの田舎町を舞台とした叙情的な作品が多く、自ら「ドリームランドの船シリーズ」と「ゲイルズバーグ・ストーリーズ」と名付けました。
「内田善美」のお勧め
「内田善美」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「草迷宮・草空間」
1985年にぶ〜けコミックス豪華版から刊行された単行本です。
この本には、内田善美の短編集として、『草迷宮』『草空間』『草迷宮-めらんこりかるShopping-』の3作品が収録されています。
まず、草迷宮は、少女が夢の中で出会った王子との恋を描いたファンタジーです。
次に、草空間は、少女が不思議な世界に迷い込んだり、自分の過去を思い出したりする物語です。
最後に、草迷宮-めらんこりかるShopping-は、少女がショッピングモールで様々な出来事に巻き込まれるコメディです。
「星の時計のLiddell」
1982年から1983年にかけてぶ〜け誌で連載された長編作品です。
その後、加筆修正されて1985年から1986年にかけて全3巻の単行本として刊行されました。
この作品は、少女が不思議な時計を手に入れたことで、異世界に旅立つ物語です。
少女は、時計の中に住む星の精霊や、時を司る王子と出会い、時空を超えた冒険を繰り広げます。
この作品は、内田善美の幻想的な画風や細やかな描写が魅力的に表現されています。
「秋のおわりのピアニシモ」
1978年にりぼんマスコットコミックスから刊行された単行本です。
この本には、内田善美が1974年から1977年までりぼん誌やその増刊号で発表した短編集が収録されています。
これらの短編は、日本やアメリカの田舎町を舞台とした叙情的な恋愛物語が多く、内田善美がデビューした頃の作風が見られます。
まとめ
「内田善美」の作風は、華麗で緻密で西欧的な、確固たる線の絵が特徴的だと評されます。
美大出身であることから、ヨーロッパ絵画や挿絵などの影響を受けており、ラファエル前派やバーン=ジョーンズを好んでいたそうです。
細部まで描きこまれた美しい画風は、絵画的で芸術性が非常に高いです。
ぜひ、ディテールの凝った世界観を描く内田善美の作品に触れてみましょう。