「いましろ たかし」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「いましろ たかし」のお勧めの作品を紹介します。
「いましろ たかし」について簡単に説明
「いましろ たかし」とは、高知県出身の漫画家です。
1985年(25歳)に漫画家宣言を果たし、翌1986年8月、『ビジネスジャンプ』に掲載された『不通の人々』でデビューしています。
現実を少し斜めに見る独特の作風が特徴の作家で、コアなファンが沢山います。
「平成のつげ義春」と呼ばれるいましろ たかしは、私生活では、釣りが趣味で、その釣りを題材にした私小説的な漫画やエッセイも発表しています。
ただ40歳から緑内障を患ったために長編作品を描けず、数ページの短編作品が多くなっています。
しかしながら、デメキング,ハードコアは映画化され改めて漫画家「いましろ たかし」は注目を浴びています。
「いましろ たかしの漫画」のお勧め
いましろ たかしの漫画は、アマゾン等ネットでも沢山取り扱われています。
いましろ たかしの漫画のなかで、人気のある3作品についてご紹介します。
「ハーツ&マインズ」
「ハーツ&マインズ」では、若者、というには少しだけ年をとってしまった登場人物たちの、なさけなくてかっこ悪い日常がギャグタッチで描かれる。
安アパートで夜ごと「もてたい」とうめく日払いバイトの男。
はっきりと人にものが言えず小心者で、いつも貧乏くじを引かされるまじめな青年。
あまり深くは考えないが行動力だけはある、焦燥感むき出しの自称硬派…。
「デメキング」
いましろ作品独特の世界観が前面に出ています。
諸行無常であり、ブルース的な哀愁・鬱・業・あきらめといった雰囲気のカオスがたまりません。
「タコポン」
あの魂の漫画原作者・狩撫麻礼が、狩撫名義で書いた最後の作品であります。
圧倒的なボリュームが特徴で、最大の問題作です。
全くの他人通しが、偽りの家族を構成するという仕事…その依頼者、“タコポン”と呼ばれる謎の存在とはなにか?いましろたかし&狩撫麻礼の地獄のタッグが放つ爆弾話に驚愕してください。
まとめ
「平成のつげ義春」と呼ばれるいましろ たかしの作品は、じんわりと魂に伝わってくる作品ばかりです。
そしてそのことに、業界の中でモ注目されて映画化もなされています。
是非手に取って、独特の世界観に触れてみてください。