「イチハ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「イチハ」のお勧めの作品を紹介します。
「イチハ」について簡単に説明
「イチハ」とは、愛知県出身の漫画家です。
2002年に「女子妄想症候群」という作品でデビューを果たしたことで知られます。
女子妄想症候群は、高校生の女の子が幼なじみの男の子に恋をするというストーリーで、女の子の妄想がコミカルに描かれています。
イチハは、他の漫画家に比べて読み切り作品が少なく、デビュー後に描いた読み切りは1本のみです。
イチハは、「女子妄想症候群」の連載中に体調を崩し、一時休載しましたが、後に復帰しました。
その後には、「ロアの森」という作品を描きました。
その作品は、都市伝説を集めるサイトに迷い込んだ女子高生が、学校の噂話を調べるというストーリーで、ホラー要素を楽しむことができます。
「イチハ」のお勧め
「イチハ」のお勧めの商品を2種類紹介します。
「女子妄想症候群」
イチハの描く少女漫画です。
花とゆめとザ花とゆめという雑誌で連載されていました。
単行本は全10巻で、2002年から2008年に発売されました。
この作品は、背が高くて男っぽい女子高生の滸と、小さくて可愛い悪魔な男子高校生の炯至の恋愛を描いたコメディです。
滸は幼なじみで恋人の炯至を見ると、欲情を抑えきれずに鼻血を出してしまう異常体質で、妄想癖もあります。
炯至は滸の前では猫かぶりをしていますが、実は滸にはばれていない小悪魔的な性格です。
2人の周りには、個性的な友人や先輩、家族などが登場し、ドタバタな日常を繰り広げます。
この作品の特徴は、滸の妄想や幻覚が画面に映し出されることです。
滸は炯至の一挙一動に反応して、乙女にあるまじきイケナイ妄想や幻覚を見てしまいます。
「ロアの森」
イチハの描くホラー・サスペンス漫画です。
この作品は、都市伝説を集めるサイト「ロアの森」に関わることで、不可解な事件に巻き込まれていく主人公・瑛子とその仲間たちの物語を描いています。
ロアの森は、招かれた者しか辿り着けないという謎のサイトで、そこにはさまざまな噂話が掲載されています。
ある日、瑛子は偶然にもロアの森にアクセスし、自分の学校にまつわる噂話を見つけます。
それは、学校の屋上から飛び降りた女子生徒が、その後も学校に現れるというものでした。
瑛子は親友のヒーコと一緒にその噂話を調べてみることにしますが、やがて彼女たちは恐ろしい真実に気づくことになります。
ロアの森は、一巻完結の作品で、2009年3月19日に白泉社から発売されました。
イチハの前作である「女子妄想症候群」とは打って変わり、ロアの森では一転してシリアスな雰囲気を表現しています。
ロアの森は、現代社会に潜む都市伝説や怪談を題材にした作品で、読者を惹きつけるストーリー展開や驚きの展開が魅力的です。
まとめ
「イチハ」の作品は、ラブコメやホラーなどジャンルが幅広いです。
ぜひ、限られた数ですが、独創性あふれる作品を作るイチハの漫画を楽しんでみましょう。