「鯖へしこ」はどのように選べばいいのでしょうか。
今回は、「鯖へしこ」の失敗しない選び方とお勧めの商品を紹介します。
「鯖へしこ」を選ぶコツ
鯖へしことは、鯖の内臓を取り出して塩漬けし、米ぬかに1年から2年つけ込んで熟成させた保存食のことをいいます。
若狭地域や越前海岸沿岸の伝統料理で、歴史は古く、江戸時代の中頃にはすでに作られ始めたといわれています。
魚を樽につけ込むことを、漁師たちの間で「へしこむ」と言われ、「へしこまれたもの」が略されて「へしこ」となったなど、諸説あるようです。
へしこは鯖のほかに、いわしなどでも作られます。
栄養価は、生よりもアミノ酸が2. 5倍、血圧上昇を抑えるペプチド類が5倍、EPAやDHAなども含まれています。
味は塩漬けされているためかなり塩辛いので、調理によっては水や酒で塩抜きが必要ですが、基本はそのまま焼いて食べます。
酒の肴やお茶漬け、おにぎりの具、寿司のネタとして食べられています。
冷凍保存されたものや缶詰に瓶詰など様々ありますので、どう調理したいのかや好みの味で選びましょう。
「鯖へしこ」のお勧め
通販ではいろいろな鯖へしこを購入できます。
数ある鯖へしこの中から商品を4つ紹介します。
「荒忠商店 さばへしこ3本セット」
国産の脂ののった寒サバにこだわり、100年以上続く作り方で1年熟成させたものです。
ぬか床に使用する水は、平成の名水百選「白山美川伏流水」を使い、木樽に漬け込んでいます。
隠し味にはイワシの漁礁が使用されています。
「米又 鯖へしこ 焼ほぐし」
瓶詰のほぐした鯖へしこです。
ほぐされているのでおにぎりの具や、調理する時におすすめです。
「港ダイニングしおそう 鯖へしこ」
脂がのったマサバを米ぬかと塩、塩こうじで樽に約1年漬け込んで作られます。
米ぬかは専属契約農家の福井県産コシヒカリから出る糠のみを使っています。
塩は赤穂山の自然塩を使っており、米こうじは厳選された米を厳重な温度管理のもとで育てたものを使用しています。
「浜常食品工業 富山の寒さばへしこ」
寒い時期に獲れる脂ののったマサバを使用し、1年以上米ぬかに漬け込み、味が凝縮されています。
さっと焼くだけで食べられます。
原材料はシンプルで、マサバ、米ぬか、食塩、とうがらしです。
まとめ
福井県の郷土料理である鯖へしこは食品会社によって様々あります。
調理方法をはっきりとさせ好みの味のものを購入しましょう。