「菅野文」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「菅野文」のお勧めの作品を紹介します。
「菅野文」について簡単に説明
「菅野文」とは、東京都出身で、1980年1月30日生まれの漫画家です。
2001年に白泉社の『花とゆめ』で「ソウルレスキュー」を掲載してデビューしました。
以来、白泉社の雑誌を中心に活動してきましたが、2013年からは秋田書店の『月刊プリンセス』に移籍しています。
菅野文の代表作は、乙女的趣味を持ちながらも男らしく生きる主人公・正宗飛鳥の恋と友情を描いた『オトメン(乙男)』です。
菅野文の現在の連載作品は、シェイクスピアの史劇「リチャード三世」を原案にしたダークファンタジー『薔薇王の葬列』です。
また、番外編として『薔薇王の葬列 王妃と薔薇の騎士』が2022年から2023年にかけて『月刊プリンセス』で連載されました。
「菅野文」のお勧め
「菅野文」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「薔薇王の葬列」
月刊プリンセスで連載した歴史ファンタジー漫画です。
ウィリアム・シェイクスピアの史劇「ヘンリー六世」と「リチャード三世」を原案として、中世イングランドの薔薇戦争を背景に、男でもあり女でもある主人公リチャードの運命を描きます。
リチャードはヨーク家の三男として生まれましたが、母親から疎まれ、兄たちからも理解されません。
しかし、武勇に優れ、父の仇であるランカスター家と戦い、兄エドワードの王位獲得を助けます。
一方で、自分の中の「女」を実感するきっかけとなったのは、敵であるはずのヘンリー六世でした。
ヘンリーとの禁断の恋に苦しみながらも、リチャードは王位を目指していきますが、その道のりは血と涙にまみれたものでした。
「オトメン(乙男)」
白泉社の別冊花とゆめで2006年から2013年まで連載した少女漫画です。
主人公は剣道部主将で男らしいイケメンの正宗飛鳥ですが、実は料理や裁縫などの乙女趣味を持つ「オトメン」という秘密を持っています。
彼は転校生の美少女・都塚りょうに一目惚れしますが、彼女もまた男らしい性格と格闘技の腕を持っています。
二人の恋の行方や、飛鳥の友人である漫画家の橘充太や化粧師の多武峰一などの個性的なキャラクターたちの騒動を描いたコメディー作品です。
「北走新選組」
幕末の新選組を題材にした漫画作品です。
3つの短編「碧に還る」「散る緋」「殉白」からなり、それぞれ野村利三郎、相馬主計、土方歳三という新選組の隊士を主人公としています。
新選組の内部抗争や粛清、大政奉還や戊辰戦争など、激動の時代を生きた彼らの義と忠誠、愛と友情、苦悩と決断を描いています。
歴史的な事実に基づいたストーリーと、菅野文の美麗な画風が魅力的な作品です。
まとめ
「菅野文」は、歴史が好きで、特に新選組に興味があるそうです。
その影響で、『北走新選組』や『凍鉄の花』、『誠のくに』などの新選組を題材にした作品も描いています。
菅野文の作品は、美しい画風と緻密なストーリーが魅力的です。
ぜひ、菅野文の作品に触れてみましょう。