「小山田いく」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「小山田いく」のお勧めの作品を紹介します。
「小山田いく」について簡単に説明
「小山田いく」とは、長野県出身で、1956年6月10日生まれの漫画家です。
漫画家としてのデビューは、1979年に本名で描いた「五百羅漢」だとされます。
これは『別冊ビッグコミック』12月1日号に掲載された作品で、同年には小山田いくというペンネームに変更し、『週刊少年チャンピオン』にて「12月の唯」で再デビューを果たしました。
その後は、同誌で「春雨みら〜じゅ」「三角定規ぷらす1」といった短編を発表しました。
その後も、環境問題や社会問題を取り上げた作品など、さまざまなテーマの作品を生み出し続けました。
「小山田いく」のお勧め
「小山田いく」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「すくらっぷ・ブック」
小山田いくの連載デビュー作で、故郷の小諸市を舞台とした青春ラブコメディです。
主人公の柏木晴とその仲間たちの市立芦ノ原中学校での学園生活(2学年進級から中学校卒業まで)を描いています。
この作品は、前作の短編から柏木晴を主人公とし、これら3作全ての登場人物を含めたもので、一躍人気を獲得しました。
全11巻で、復刊ドットコムより選集(全4巻)として2006年に復刊されました。
「星のローカス」
小山田いくの初期の代表作の1つで、天文学をテーマにした恋愛漫画です。
主人公の星野光とその仲間たちの高校生活と恋愛模様を描いています。
この作品は、小山田いくの作品によく見られる民話や神話のモチーフを取り入れており、星座や星の名前に関するエピソードが多く登場します。
全5巻で、最終巻には短編作品「ヘスペリス・ブルー」「ドリュアス エン」「雪のポックル」を収録しています。
「ぶるうピーター」
小山田いくの人気作の1つで、「すくらっぷ・ブック」の高校生版とも呼べるような作品です。
主人公の青木一郎とその仲間たちの高校生活と恋愛模様を描いています。
この作品は、「すくらっぷ・ブック」の登場人物の一部が高校の先輩や教師として再登場することや、主人公の青木一郎が「すくらっぷ・ブック」の主人公の柏木晴の親戚であることなど、前作とのつながりが強いことが特徴的です。
全8巻で、復刊ドットコムより選集(全3巻)として2007年に復刊されました。
まとめ
「小山田いく」は、青春群像劇や社会派少年マンガの分野で多くの作品を残し、多くの読者に影響を与えた漫画家です。
幅広い知識を漫画というアウトプットに見事に落とし込んでいます。
ぜひ、さまざまなジャンルの漫画を生み出した小山田いくの作品を楽しんでみましょう。