「大谷博子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「大谷博子」のお勧めの作品を紹介します。
「大谷博子」について簡単に説明
「大谷博子」とは、北海道出身の漫画家です。
1973年に集英社の少女誌『別冊マーガレット』で「ポコとロックのラブソング」にてデビューを果たしました。
初期は、少女漫画を主に描いていましたが、1980年代後半からは既婚女性向けの漫画雑誌に執筆の場を移しました。
大谷博子の代表作としては、集英社発行分の『星くず』シリーズや『由似』シリーズ、秋田書店発行分の『翔子の事件簿』シリーズ、双葉社発行分の『風のペンション』シリーズなどがあります。
大谷博子の作品は、優しいタッチの絵柄と、温かみのある言葉で、人生の様々な局面に寄り添うようなメッセージを伝えています。
「大谷博子」のお勧め
「大谷博子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「星くず」
高校生の杉浦由布子は、入院した病院で、白血病と闘う宏司と出会います。
宏司は重い病にもかかわらず、明るく前向きに生きる姿に、由布子は惹かれていきます。
しかし、宏司の命は日に日に薄れていきます。
由布子は、宏司の最期までそばにいて、彼の言葉を胸に刻みます。
「今を生きる」――それは、由布子の生き方を変えることになります。
「星くず」は、1976年に集英社の少女漫画雑誌『別冊マーガレット』に掲載された作品です。
その後、宏司の死から数年後の由布子の姿を描いた「星ははるかなり…」、由布子の娘・由似が主人公となった「由似へ」、「由似きみの青春」、「由似風の中で」という続編が発表されました。
「風のペンション」
大谷博子が描く、北海道のペンション「やましな」を舞台にしたハートフルなストーリーです。
ペンションのオーナーである山科夫妻や、そこに宿泊する様々な人々の人生や恋愛、家族の絆などを描いています。
双葉社のジュールコミックスから刊行されています。
温かみのあるタッチと感動的なストーリーです。
「翔子の事件簿」
大谷博子が描くヒューマンドラマのシリーズ作品です。
主人公は浅見翔子という21歳の女性で、恋人は北海道に住むミステリー作家の乾一磨という人物です。
翔子は飛び切り快活な性格で、周りで起こる事件に巻き込まれたり、解決に協力したりします。
北海道の自然の中で繰り広げられる翔子の恋や家族の物語は、多くの読者に感動を与えています。
まとめ
「大谷博子」は、現在も現役で漫画を描いており、2020年4月には『風のペンション』シリーズの最新刊『風のペンション-ささやかな夢-』が発売されました。
また、2018年11月には雑誌「Jour」より、大谷博子さんの特集号が発売されました。
ぜひ、精力的に漫画作りを行う大谷博子の作品を楽しんでみましょう。