「大久保亜夜子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「大久保亜夜子」のお勧めの作品を紹介します。
「大久保亜夜子」について簡単に説明
「大久保亜夜子」とは、茨城県出身で、1980年生まれの漫画家です。
大久保亜夜子の特徴は、奇妙で不思議な世界観とキャラクターを描くことです。
彼女の作品は、死生観や日常生活といったテーマを扱っています。
彼女は、漫画だけでなく、インスタレーションやゲームの原案、アートディレクション、キャラクターデザインなども手がけています。
彼女の代表作は、漫画「奇的」シリーズです。
このシリーズは、大学の卒業制作から始まりました。
彼女は、漫画のワンシーンを再現したインスタレーションを作り、それを東京藝術大学大学美術館に展示しました。
その後、彼女は、漫画「奇的」をさらに描き続け、青林工藝舎から「KITEKI 奇的」、「奇的buoyage」、「奇的ー魂の事典ー」の3冊を出版しました。
「大久保亜夜子」のお勧め
「大久保亜夜子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「奇的」
大久保亜夜子の描く青春の自己成長譚です。
主人公は、自分の存在意義や生き方に悩む女子大生の「わたし」です。
彼女は、不思議な力を持つ「奇的」という生き物と出会い、一緒に旅をすることになります。
旅の中で、彼女は様々な人や出来事に遭遇し、自分の感情や思考に向き合っていきます。
奇的は、彼女の心の動きに応じて姿や性格が変化するので、彼女の内面の変化を表しています。
「奇的buoyage」
2005年に青林工藝舎から出版したコミックです。
この作品は、前作の『奇的』の続編で、22編の短編漫画と著者自身が撮影した写真4点を収録しています。
タイトルの「ボヤージュ」はフランス語で「旅行」や「航海」を意味し、作品のテーマは「魂の着地点を求めて果てしなく続く旅」です。
作品中のタイトルはすべて擬音で表現されており、力強い筆致と胸がつまるほど繊細なコトバで20代の着地点を模索する作品と評されています。
この作品は、東京藝術大学の修士課程に進んだ大久保が描き継いだもので、インスタレーションに用いた「奇的」が東京芸術大学付属美術館の買い上げ作品に選ばれたことで話題になりました。
「奇的ー魂の事典ー」
この作品は、死に神の世界に迷い込んだ二人の少年が、死に神が持つ「魂の事典」の失われたページを探す旅に出るというストーリーです。
この「魂の事典」とは、死に神が自分が担当する人間の魂について書き記した本で、そのページが破られると人間の魂も消滅してしまうという設定です。
この作品は、タロットカードや妖精などの神秘的な要素や、友情や善悪などの深いテーマを含んでおり、シュールでスタイリッシュな画風も魅力的です。
まとめ
「大久保亜夜子」の独創的な画風とストーリーは、多くの読者や批評家から高い評価を受けています。
また、漫画家・画家としても精力的に活動していることでも知られます。
ぜひ、幅広く活躍する大久保亜夜子の作品を楽しんでみましょう。