「丘あつし」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「丘あつし」のお勧めの作品を紹介します。
「丘あつし」について簡単に説明
「丘あつし」とは、兵庫県神戸市出身で、1942年生まれの漫画家です。
神戸市役所に勤めていたこともありますが、後に漫画家に転身しました。
代表作は『釣野キチゾー氏とタエ子夫人』で、週刊釣りサンデーに連載されていました。
この作品は、釣り好きの夫と専業主婦の妻の日常を描いたコメディ漫画で、丘あつしのユーモアと人情味が評価されています。
丘あつしは、1995年に阪神・淡路大震災に被災しました。
そこからは、月刊神戸センター編集室発行の阪神大震災特別寄稿へ「地震だ!! : 長田区レポート」というエッセイを寄稿しました。
このエッセイでは、自身の被災体験や長田区の復興の様子をリアルに描き出しています。
丘あつしは、他にも『伊勢物語(イラスト古典全訳)』や『ながたの民話』などのイラストも手がけています。
2004年には、神戸市長田区で丘あつし展&絵手紙教室というイベントが開催されました。
「丘あつし」のお勧め
「丘あつし」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「釣野キチゾー氏とタエ子夫人」
週刊釣りサンデーという雑誌に連載された作品です。
この作品は、釣りが大好きな中年男性の釣野キチゾー氏と、彼の妻であるタエ子夫人の日常を描いたコメディ漫画です。
釣野キチゾー氏は、釣りに夢中になりすぎて、仕事や家庭を顧みないことが多く、タエ子夫人はそれに手を焼きながらも、夫を愛してやまない女性です。
二人のやりとりは、時にはほのぼのとし、時には笑いを誘います。
釣りに関する豆知識やネタも盛り込まれており、釣り好きな人にも楽しむことのできる作品です。
「伊勢物語(イラスト古典全訳)」
平安時代の古典文学である『伊勢物語』を、丘あつしがイラストと現代語訳で再現したものです。
『伊勢物語』は、恋愛や旅行を題材にした短編集で、和歌が多く引用されています。
丘あつしは、原文の雰囲気や情感を損なわずに、分かりやすく楽しく読めるように工夫しています。
また、イラストも美しく、平安時代の風俗や風景を再現しています。
この作品は、日栄社から1995年に出版されました。
「ながたの民話」
丘あつしの出身地である神戸市長田区の民話を集めたものです。
田辺眞人が編集し、丘あつしがイラストを担当しました。
長田区は、古くから港町として栄え、多くの文化や伝承が残っています。
この作品には、長田区の歴史や風土に関連した、おもしろくてためになる民話が20話収録されています。
この作品は、長田区役所まちづくり推進課から1983年に出版されました。
まとめ
「丘あつし」は、初期から公務員として働きながらも、漫画家を目指していたことで知られる人物です。
優しく人情味がありながらも、ユーモアを感じられる作品を生み出しました。
ぜひ、丘あつしの作品に触れてみましょう。