「小田空」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「小田空」のお勧めの作品を紹介します。
「小田空」について簡単に説明
「小田空」とは、沖縄生まれの東京育ちの漫画家です。
主に海外留学や貧乏旅行体験を記したエッセイ漫画を描いていることで知られます。
小田空は、1979年に『りぼん』(集英社)でデビューを果たしました。
その後は、1990年代に中国に語学留学し、日本語講師としても活動しました。
中国をテーマとした作品が多く、『中国いかがですか?』『中国の思う壺』『北京いかがですか?』などの単行本を出版しています。
他にも、『空くんの手紙』『目のうろこ?尻暗い観音ユーラシア一人旅?』『スバル・360』などの作品があります。
「小田空」のお勧め
「小田空」のお勧めの商品を4種類紹介します。
「空くんの手紙」
小田空のデビュー作で、りぼんマスコットコミックスから1981年に刊行された作品です。
タイトルの「空くん」は小田空自身のことで、彼女が高校生のときに書いた手紙をもとにした作品です。
恋愛や友情、家族などの日常の出来事を描いたフィクション・コミックスです。
「目のうろこ?尻暗い観音ユーラシア一人旅?」
小田空が1989年から1990年にかけて行ったユーラシア大陸横断の旅の記録を描いた作品です。
集英社から1991年に刊行されました。
トルコ、イラン、パキスタン、インド、ネパール、中国などの国々を訪れた小田空の目に映った風景や人々、文化や歴史などを紹介しています。
旅の途中で出会った人々との交流やトラブルなどもあり、笑いあり涙ありのエッセイ漫画です。
「中国いかがですか?」
小田空が1990年代に中国に留学したときの体験を描いた作品です。
集英社から2000年に刊行されました。
中国の言葉や習慣、食べ物や生活などについて、小田空の視点から紹介しています。
中国の魅力や不思議さ、困惑や驚きなどを感じることができるエッセイ漫画です。
「中国の思う壺」
小田空が中国の教育大学で日本語の講師として赴任したときの体験を描いた作品です。
旅行人から上巻と下巻に分けて2001年に刊行されました。
中国の学生たちとの交流や教育現場の実態、中国の社会や政治などについて、小田空の目線で描いています。
中国の現実や問題点、希望や夢などを知ることができるエッセイ漫画です。
まとめ
「小田空」の作風は、日本にないざっくばらんな人情味と、目のウロコを根こそぎ落としてもらえる快感を中国で体験したことを率直に描いており、読者に中国の魅力や文化の違いを伝えています。
ぜひ、日本からはなかなか分からない海外のリアルを描く小田空の作品を楽しんでみましょう。