「犬木加奈子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「犬木加奈子」のお勧めの作品を紹介します。
「犬木加奈子」について簡単に説明
「犬木加奈子」とは、北海道出身のホラー作品を主に描く漫画家です。
1987年に講談社の少女フレンド増刊『楳図かずお特集号』に「おるすばん」という作品でデビューしたことで知られます。
その後は、不気田くんや不思議のたたりちゃんなどのシリーズ作品で人気を博しました。
彼女の作品はホラーと少女漫画の要素を融合させた独自の世界観を持ち、魅力的なキャラクターや衝撃的な展開が多くの読者を惹きつけました。
彼女の作品は、香港や台湾、韓国など日本以外の他のアジア諸国でも販売されています。
「犬木加奈子」のお勧め
「犬木加奈子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「不思議のたたりちゃん」
イジメられっ子の少女・神野多々里が、自分をいじめる人間に恐ろしい呪いをかけるという作品です。
たたりちゃんは、自分の影を操ることができ、影に触れた人間はたたりちゃんの思い通りになってしまいます。
しかし、たたりちゃんは、本当は友達が欲しいだけで、呪いをかけることに罪悪感を感じています。
この作品は、ホラーとコメディの要素が混ざった独特の雰囲気で、読者を惹きつけます。
全7巻が発売されており、映画化もされた人気作品です。
「不気田くん」
永遠の愛を誓う恋人を探している少年の不気田くんが、自分に想いを寄せる女の子に恐怖のプレゼントを贈るという物語です。
不気田くんは、自分が好きな女の子には優しく接しますが、その女の子が他の男の子と仲良くしたり、自分に嘘をついたりすると、怒り狂って残酷な仕打ちをします。
この作品は、恋愛ホラーとして人気を博しました。
「ママ友はたたりちゃん」
不思議のたたりちゃんの続編として描かれた作品です。
舞台は令和時代で、かつてイジメられっ子だった神野多々里も、今では男児を育てるママになっています。
しかし、ママ友付き合いもイジメやカーストやマウンティングが横行しており、たたりちゃんは再び影を使って復讐することになります。
この作品は、現代社会の問題を風刺したホラーコメディとして話題になりました。
まとめ
「犬木加奈子」は、ご自身の作品について「不思議なことは好きだけど怖いのは苦手」と語っており、ホラー作品を作り続けながらも、怖いものが得意ではないという一面があります。
また、単行本『プレゼント』の印税は全て寄付されたこともあります。
大阪芸術大学の客員教授や日本大学藝術学部の講師としても活動しており、幅広い活躍をされる犬木加奈子の作品を、ぜひ楽しんでみましょう。