「樹なつみ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「樹なつみ」のお勧めの作品を紹介します。
「樹なつみ」について簡単に説明
「樹なつみ」とは、兵庫県出身の漫画家です。
代表作には、古代出雲の神話と現代のサイキックサスペンスを絡めた『八雲立つ』や、逆ハーレムロマンスの『花咲ける青少年』などがあります。
樹なつみは、1979年に『LaLa』でデビューし、以来、同誌や『MELODY』などで活躍しています。
1993年には『OZ』で第24回星雲賞を、1997年には『八雲立つ』で第21回講談社漫画賞を受賞していることでも知られます。
「樹なつみ」のお勧め
「樹なつみ」のお勧めの商品を4種類紹介します。
「八雲立つ」
樹なつみの代表作の1つで、神代から伝わる七本の神剣をめぐる現代と古代の物語です。
主人公は、神剣を守る布椎家の次期当主である高校生の布椎闇己と古代出雲の刀鍛冶の血を受け継ぐ大学生の七地健生です。
2人は、宿命的な出会いを果たし、盗まれた神剣を集める冒険に出ます。
現代編と過去編が交互に展開され、最後に見事に交差する構成が特徴的です。
古代日本の神話や歴史に基づいた設定や、美麗なイラストも魅力的です。
「花咲ける青少年」
孤島で育った少女・花鹿が大富豪の父の命令で「夫探しゲーム」を行うことになるロマンス・サスペンスです。
花鹿の前に次々と現れる世界のセレブ男性たちは、それぞれに秘密や野望を持っています。
そして、そのゲームをきっかけに、花鹿は世界を大きく揺るがす大事件と密接に関わっていくことになります。
逆ハーレムというジャンルを確立した作品であり、登場人物たちの感情や運命が複雑に絡み合う展開が読者を引き込みます。
「一の食卓」
時代劇&グルメコミックです。
明治4年、西洋から雪崩れ込む新しい文化や食べ物に触れることになる日本人たちの物語です。
主人公は、築地の外国人居留地にあるパン屋「フェリパン舎」で働く少女・西塔明とその店に紹介された謎の男・藤田五郎です。
五郎は一見怖いが、明が作ったパンを残さず食べてくれる唯一の日本人です。
しかし、その正体はかつて「壬生の狼」と恐れられた新選組・斎藤一だったのです。
まとめ
「樹なつみ」の作品は、美麗な絵柄と骨太なストーリーが特徴で、耽美的な男性キャラクターや歴史的背景も多く登場します。
現在は、『八雲立つ』の続編である『八雲立つ 灼』を連載中です。
ぜひ、キャラクターの細かな感情までつぶさに描く樹なつみの作品に触れてみましょう。