「木崎ひろすけ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「木崎ひろすけ」のお勧めの作品を紹介します。
「木崎ひろすけ」について簡単に説明
「木崎ひろすけ」とは、愛知県出身で、1965年9月28日生まれの漫画家です。
別ペンネームに十静馬や薄羽かげろうがあります。
高校卒業後、実家の工務店で働きながら漫画の投稿を続け、1988年に「双頭の蛇」でデビューを果たしました。
同年、「英雄になる時」で第28回赤塚賞佳作を受賞しました。
尊敬する漫画家・作品としてふくやまけいこの「折紙姫」を挙げていました。
「木崎ひろすけ」のお勧め
「木崎ひろすけ」のお勧めの商品を4種類紹介します。
「英雄になる時」
木崎ひろすけのデビュー作である短編です。
第28回赤塚賞の佳作に選ばれました。
この作品は、戦争に巻き込まれた少年が、自分の運命に抗うために戦闘機に乗り込むという物語です。
彼の繊細なタッチと迫力ある描写が評価されました。
この作品は、後に「A・LI・CE」という連載作品の原型となりました。
「A・LI・CE」
搭乗していたシャトルが墜落したことで、未来の世界にタイムスリップしてしまった少女・亜利寿の冒険を描いたSFアクションです。
亜利寿は、この世界の支配者である「女王」に反抗するレジスタンスに加わり、自分の帰るべき時代を探します。
彼の透明感溢れる画風と、レトロな未来世界の設定が魅力的な作品です。
「少女・ネム」
漫画家を目指す高校生の女の子・ネムが、元漫画家のゴローと出会ったことから、作品を生み出すことの貴重さを学んでいくという青春グラフィティです。
彼の描く少女のイノセントな輝きと、漫画に対する情熱が感じられる作品です。
原作は、カリブ・マーレイという謎の人物で、彼との関係は不明です。
「グランドゼロ」
元々は「GOD-GUN世郎」というタイトルで連載されていました。
これは、たった一発の弾丸で都市を消し去る伝説の銃「都市消しの銃」を手にした少年・世郎が、荒野を駆け巡るガンアクションです。
彼の躍動感あふれる筆致と、レトロ・フューチャーな世界観が印象的な作品です。
読み切り作品「幻想少年」がプロトタイプとなっています。
まとめ
「木崎ひろすけ」の特徴は、トーンをまったく使わずにフリーハンドで線を描く、繊細な絵柄です。
実兄の手記によると、生まれつき色弱の障害を持っていたそうです。
漫画編集者の奥村勝彦は、原稿を見て惚れ込み、翌日には自宅に向かっていたといいます。
しかし、木崎ひろすけはとても無口でコミュニケーションが難しかったとも述べています。
ぜひ、木崎ひろすけの作品に触れてみましょう。