「岡崎二郎」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「岡崎二郎」のお勧めの作品を紹介します。
「岡崎二郎」について簡単に説明
「岡崎二郎」とは、兵庫県西宮市出身の漫画家です。
多摩美術大学デザイン学科を卒業後、広告代理店に勤めていましたが、1986年に「仏陀降臨す」がビッグコミック賞佳作に入選して漫画家デビューを果たしました。
その後は、フリーの漫画家となり、科学や歴史などの幅広い知識を活かしたSF作品を主に描いています。
岡崎二郎の代表作は、短編集『アフター0』です。
岡崎二郎の作品は、漫画版星新一と評されることが多く、先端科学や超常現象、宗教などからアイデアを引き出し、生命の生態系に関する詳しい知識や、人類による環境破壊に対する警鐘などを盛り込んでいます。
「岡崎二郎」のお勧め
「岡崎二郎」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「アフター0」
科学や歴史などの幅広い知識を活かした奇想天外なストーリーが詰まったオムニバス形式の漫画で、読者の夢と想像力に翼を与えてくれます。
例えば、人類とその文明を育てる仕事をしている男の秘密や、月面に着陸したアポロ11号のアームストロング船長が見たもの、人間と植物の対話ができる少女の物語など、さまざまなテーマが扱われています。
この作品は、当初単行本全6巻が刊行されましたが、後に未収録作品を加えてジャンル別にまとめ直した全10巻の著者再編集版、さらに未収録作品を増やして完全版の形にした特別編集文庫版全7巻が刊行されました。
「国立博物館物語」
新東京博物館に勤める地学部員の森高弥生が、人工知能「スーパーE」の作り出す白亜紀の仮想世界に入り、恐竜や他の生物との出会いや冒険を描いています。
この作品は、生物学や地質学などの科学的な知識を楽しく学べるとともに、自然界の不思議や美しさに感動させる内容になっています。
「大平面の小さな罪」
二次元の世界を自由に操ることができる「平面管理員会行動局員」と呼ばれる人々の活躍と冒険を描いたSFミステリーです。
主人公は、広告代理店でADをしている宇田川と、彼のカンプから出てきた美女セーナです。
セーナは平面管理員会行動局員で、宇田川と組んで広告業界で大成功を収めますが、その後、私欲に走った行動が委員会に発覚して局員としての権利を剥奪されます。
その後は宇田川の家で暮らすことになりますが、平面管理員会の元局長ライオットから、平面犯罪の捜査の依頼を受けることになります。
まとめ
「岡崎二郎」は、独自の発想と知識で多彩なSF作品を生み出してきた、日本の漫画界の重鎮です。
彼の作品は、読者に驚きや感動を与えるだけでなく、現代社会や自然環境に対する問題意識も持たせてくれます。
ぜひ岡崎二郎の作品を楽しんでみましょう。
