「大岩ケンヂ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「大岩ケンヂ」のお勧めの作品を紹介します。
「大岩ケンヂ」について簡単に説明
「大岩ケンヂ」とは、群馬県出身で、1978年生まれの漫画家です。
代表作は、滝本竜彦の同名小説を原作とした『NHKにようこそ!』や、乙一さんの小説『GOTH』の漫画化などです。
大岩ケンヂは、2002年にゲーム『ときめきメモリアル3』の宣伝漫画『ステップ アンド ステップ』でデビューを果たしました。
その後は、『少年エース』や『月刊ヤングジャンプ』などの雑誌でさまざまな作品を発表しました。
大岩ケンヂの作風は、ダークでシリアスなものが多く、登場人物の心理描写や社会的な問題にも深く切り込んでいます。
例えば、『NHKにようこそ!』では、ひきこもりやオタク文化、社会不適合者の苦悩を描きました。
『シュガーダーク』では、死者を埋める仕事をする少年と、闇に埋められた少女の運命を描きました。
「大岩ケンヂ」のお勧め
「大岩ケンヂ」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「NHKにようこそ!」
滝本竜彦の小説を原作とした大岩ケンヂの漫画です。
ひきこもりの青年と、彼を救おうとする謎の美少女の物語を描いています。
この「NHK」とは、日本放送協会ではなく、日本ひきこもり協会の略です。
漫画は2004年から2007年まで『月刊少年エース』で連載され、全8巻が刊行されました。
また、2006年にはアニメ化もされました。
漫画は原作小説とは異なる展開や設定もありますが、ひきこもりの苦悩や葛藤、社会復帰への挑戦などをリアルに描いています。
「GOTH」
人間の暗黒面に強く惹かれる高校生の「僕」と森野夜が、猟奇的な事件に巻き込まれていく物語です。
小説は6話からなる連作短編集で、漫画はそのうちの4話を描いています。
漫画は2003年に角川書店から単行本が発売されました。
また、2008年には日本で映画化されました。
GOTHは、グロテスクでサスペンスフルな作品で、ホラー・ミステリーのファンにおすすめの作品です。
「シュガーダーク」
新井円侍によるライトノベルで、第14回スニーカー大賞の大賞を受賞した作品です。
イラストはmebaeが担当しており、角川スニーカー文庫から2009年12月に刊行されました。
また、ザ・スニーカーにて2月号から連載されていました。
無実の罪で共同墓地に送り込まれた少年兵ムオルが出会ったのは、墓守を名乗る少女メリアです。
彼女は、不死の怪物が眠る地下墓地で、死体を埋める仕事をしていました。
ムオルはメリアの手伝いますが、やがて彼女の秘密と、この地に隠された真実を知ることになります。
また、この作品は、大岩ケンジによって、ヤングエースにて2010年7月号から2012年1月号まで漫画化されました。
まとめ
「大岩ケンヂ」は、漫画家としてだけでなく、イラストレーターとしても活動しています。
チャリティCDやアルバムのジャケットイラスト、武者絵展などにも参加しています。
ぜひ、さまざまな分野で活躍する大岩ケンヂの作品を楽しんでみましょう。
