「御茶漬海苔」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「御茶漬海苔」のお勧めの作品を紹介します。
「御茶漬海苔」について簡単に説明
「御茶漬海苔」とは、神奈川県川崎市出身で、1960年4月12日生まれの漫画家です。
1984年に『レモンピープル』で「精霊島」を発表し、プロデビューを果たしました。
デビュー当初は、SFを好んで描いていましたが、読者からの評価は芳しくありませんでした。
ある時ホラー特集があったためホラー漫画を描いたところ、アンケートの結果が異常に高かったということで、本格的にホラー漫画家へと転向しました。
「御茶漬海苔」のお勧め
「御茶漬海苔」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「惨劇館」
1987年から1993年まで朝日ソノラマの雑誌「ハロウィン」に連載された彼の代表作です。
この作品は、さまざまな惨劇を集めた一話完結型の短編集で、人間の潜在的な恐怖心を煽るストーリーが展開されます。
例えば、「奇怪」という話では、古い洋風のアパートで独り暮らしを始めた女子大生が、お風呂場の天井の隙間から不気味な目に見つめられてしまうという内容です。
「魔夜子ちゃん」
1995年から1996年まで朝日ソノラマの雑誌「サスペリア」に連載された作品です。
この作品は、悲しい想いをしている人に呪いの手を差し伸べる少女・魔夜子ちゃんが主人公です。
彼女は、人の命を取る呪いの道具で、泣きながら命を集めます。
例えば、「地獄人形」という話では、いじめっ子を金庫に閉じ込めて湖に沈めてしまったいじめられっ子が、魔夜子ちゃんから地獄人形をもらってしまうという内容です。
「地獄博士とネコ」
2014年から2015年まで小学館の雑誌「コミックスピカ」に連載された作品です。
この作品は、狂気の科学者・地獄博士と黒猫・ララと謎の少女が繰り広げるコメディタッチのホラーです。
地獄博士は、猫が大の苦手なのにもかかわらず、ララと少女を居候させることになります。
例えば、「地獄博士と黒猫」という話では、地獄博士が自分の発明したロボット・キュルキュルと戦うことになるという内容です。
まとめ
「御茶漬海苔」のホラー漫画は、独特の効果音演出や容赦のないゴア描写によるスプラッターホラーを得意とする一方、追い詰められた人間の心理描写や奇想な設定を背景としたSFホラーにも定評があります。
絵柄は少女漫画風の柔らかい線を用いた中性的なタッチから、大きく見開いた目や細い体つきが特徴のシャープな絵柄へと変化していきました。
ぜひ、ホラー漫画の第一人者である御茶漬海苔の作品を楽しんでみましょう。
