「ウノ・カマキリ」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「ウノ・カマキリ」のお勧めの作品を紹介します。
「ウノ・カマキリ」について簡単に説明
「ウノ・カマキリ」とは、愛知県知立市出身で、1946年1月1日生まれの漫画家です。
中学のときに「カマキリ」とあだ名をつけられたそうです。
高校在学中にオノレ・ドーミエの展覧会を見て漫画家を目指すようになります。
阿佐ヶ谷美術専門学校を卒業後、アニメーション制作会社のTCJ映画部(現・エイケン)にアニメーターとして勤務しました。
久里洋二のアニメーションに憧れて退社し、イラストレーターとして独立します。
そして、平凡パンチにグラビアが掲載されることをきっかけに、ペンネームを「ウノ・カマキリ」としました。
そこからは、さまざまな作品を生み出しました。
「ウノ・カマキリ」のお勧め
「ウノ・カマキリ」のお勧めの商品を4種類紹介します。
「き」
1976年に出版された画集で、ウノ・カマキリの初期の作品を収録しています。
風刺的な視点で現代社会や人間の姿を描いた作品が多く、シュールでブラックなユーモアが特徴的です。
「き」は「気」「機」「貴」「鬼」などの意味を持つ漢字で、ウノ・カマキリの作品に共通するテーマを表しているといいます。
「はやて」
1977年に制作されたクレー・アニメーションで、ウノ・カマキリが監督と脚本を担当しました。
主人公は、戦国時代にタイムスリップした少年・はやてで、歴史上の人物と出会ったり、事件に巻き込まれたりしながら冒険する物語です。
この作品は「日本初のクレー・アニメーション」として注目された他に、「歴史教育番組」としても高い評価を受けました。
「はちプラスむげんだい」
1978年に出版された画集で、ウノ・カマキリの代表作の1つです。
この作品では、ウノ・カマキリが自身の経験や観察から生み出した架空の生き物「はちプラス」を紹介しています。
「はちプラス」は「八つ足で無限大の可能性を持つ」という意味で名付けられたといいます。
この作品は第8回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞しました。
「『落画』シリーズ」
2011年から始まった作品で、ウノ・カマキリが落書き風に描いた一コマ漫画です。
この作品では、日常生活や社会問題などを題材にしたシニカルな笑いを提供しています。
「落画」という言葉は「落語」と「落書き」をかけたもので、「話芸」と「絵芸」を融合させたといいます。
この作品は、第40回日本漫画家協会賞大賞を受賞しました。
まとめ
「ウノ・カマキリ」の作品は、社会や政治の問題を風刺したり、日常の面白さや不条理さを描いたりするものが多くあります。
独自の発想と表現力で多くの人々に笑いと感動を与えてきた漫画家で、国内外でさまざまな賞を受賞しました。
ぜひ、国内外で評価されてきたウノ・カマキリの作品を楽しんでみましょう。