「いのの」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「いのの」のお勧めの作品を紹介します。
「いのの」について簡単に説明
「いのの」とは、長野県松本市出身で、漫画家、イラストレーターとして活動を行っている人物です。
埼玉県上尾市在住で日々の創作活動を行っていることもで知られます。
いののの作品は、ロリ顔でありながら肉感的な絵柄と、美麗なカラー絵が特徴的です。
1990年代には成人向け漫画雑誌で、2000年以降は主に同人誌で活動しています。
また、2007年以降は非成人向け(いわゆる一般向け)作品を中心に手がけると表明しているように、年齢を重ねる中で、さまざまなキャリアを重ねています。
第1回アフタヌーン四季賞(1987年春のコンテスト)佳作、第3回アフタヌーン四季賞(1987年秋のコンテスト)準入選、第37回ちばてつや賞佳作、出だしで勝負!新人賞2015大賞など、さまざまな賞を受賞している漫画家です。
「いのの」のお勧め
「いのの」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「世紀末のラインダンス」
アフタヌーン四季賞で佳作に選ばれた漫画です。
この作品は、世界が核戦争で荒廃した後の日本を舞台に、若者たちがラインダンスを踊りながら生きる姿を描いたSFアクションです。
ラインダンスとは、ダンスフロアに整列し、全員が一斉に同じステップを踏むダンスのことで、カントリー・ミュージックやポップスなどの曲に合わせて踊られます。
ラインダンスは若者たちの反抗や自由への憧れを表現する手段として描かれています。
また、作品中には社会的なテーマやコンプレックスを抱えた登場人物も登場し、作者の独自の世界観が感じられます。
「ラパンアジルで朝食を」
アフタヌーン四季賞の準入選作として発表された短編漫画です。
この作品は、主人公の男性が、パリにある有名なカフェ「ラパン・アジル」で朝食をとりながら、自分の人生について考えるという内容です。
男性は、かつては画家を目指していたが、才能に限界を感じて挫折し、現在は会社員として働いています。
しかし、彼は自分の仕事にも家庭にも満足しておらず、空虚な日々を送っています。
そんな彼が、カフェで出会った女性との会話を通じて、自分の過去や未来について見つめ直すという物語です。
「ブタマン」
短編漫画です。
第37回ちばてつや賞の佳作に選ばれました。
ストーリーは、ブタマンという変身ヒーローが、悪の組織と戦うというものですが、ブタマンは変身前は気弱な少年で、変身後もブタの姿であるために周囲から馬鹿にされます。
しかし、正義感と勇気を持って悪と戦い、最後には仲間や恋人を得るという感動的な展開になっています。
この作品は、いののの初期作品であり、後に成人向け漫画や同人誌で活躍することになる彼の原点とも言える作品です。
まとめ
「いのの」は、彩度の低い紫色を好む傾向があり。
ほぼすべてのカラー絵に、紫色が使われていることが作品の特徴として挙げられます。
ぜひ、こだわりの配色、キャラ設定でさまざまな表現を行ういののの作品を楽しんでみましょう。