「意志強ナツ子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「意志強ナツ子」のお勧めの作品を紹介します。
「意志強ナツ子」について簡単に説明
「意志強ナツ子」とは、山形県出身で、1985年7月22日に生まれた漫画家です。
彼女の作品は、宗教や超常現象、性や暴力などのタブーに挑戦するものが多く、独特の世界観と画風で注目されています。
意志強ナツ子は、日本大学芸術学部美術学科彫刻コースを中途退学し、2007年から2012年までチェコのAcademy of Fine Arts, Pragueでインターメディア芸術を学んだことで知られます。
そして、2010年に第9回漫画アクション新人賞選外奨励賞を受賞し、2014年にトーチwebで『女神』を発表してデビューしました。
「意志強ナツ子」のお勧め
「意志強ナツ子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「るなしい」
火神の子として生きる高校生・るなの物語です。
るなは、祖母の鍼灸院で火神の子の血が入ったモグサを使って自己実現を売るビジネスを手伝っています。
しかし、るな自身は神の子であることに疑問を抱きます。
そんな中で、クラスメートのケンショーに恋をしてしまうが、神の子に恋は許されないと言われます。
るなは、ケンショーをビジネスに取り込むことを決意しますが、その先に待ち受ける厳しい運命に翻弄されます。
この作品は、神話や宗教と現代社会のギャップや矛盾を描き出すとともに、るなの成長や苦悩を感情豊かに表現しています。
「アマゾネス・キス」
占い師とカリスマ経営者が繰り広げる自己啓発ヒューマンドラマです。
岡本はづきは、大手菓子メーカーに勤めながら副業で占い師をしています。
ある日、自社の大ヒット商品「ボタニカチョコ」を手がけた天野純子に会う機会があります。
純子は会社を辞めて新しいビジネス「アマゾネス・キス」を始めたと言います。
「アマゾネス・キス」とは、独自のトレーニングによって顧客の超感覚知覚力を開発・訓練する会員制ジムです。
づきは純子に興味を持ち、「アマゾネス・キス」に参加することにしますが、そこで見たものや体験したことは想像を超えるものでした。
この作品は、成功や幸福を求める人々の心理や行動を鋭く描きつつ、超常現象や奇妙な出来事も盛り込んでいます。
「魔術師A」
意志強ナツ子のデビュー作品です。
この作品は、トーチwebで掲載された短編5本と書き下ろし作品1本を収録したものです。
それぞれの作品は、女子高生たちが禁忌やタブーを踏み越えた美の世界に迷い込むという内容です。
例えば、『女神』では、スクールカースト上位の少女が出会ったのは、ビデオショップの奥にある神秘的な映像でした。
『KEBAB』では、ホテルの浴室で起きた奇妙な現象に巻き込まれた少女が、自分の身体に隠された秘密を知ります。
この作品は、意志強ナツ子の独創的な世界観と表現力が詰まったものです。
まとめ
「意志強ナツ子」は、宗教や超常現象、性や暴力など、取り扱うテーマが非常に多岐にわたります。
さまざまな世界観を表現する意志強ナツ子の作品を楽しんでみましょう。