いとまんは、日本の漫画家で、イラストレーターとしての顔も持っています。
所謂今の漫画界の主流の一人でしょう。
2012年、2013年秋のアフタヌーン四季賞準入選受賞しています。
その勢いのままに『月刊アフタヌーン』(講談社)2014年7月号にて読み切り作品「発症警察」でデビューしています。
青年誌王道の『月刊アフタヌーン』の同年12月号の「ゾンビヘルパー」読切掲載を物にします。
そして階段を上がるように、『月刊アフタヌーン』2016年3月号より「発症区」にて連載デビューします。
これは話題にもなり、人気作になりました。
「いとまんの漫画」の世界
いとまんは多彩な人で、音楽の世界にも進出しているしネット上ではWebサイトで「良い子のあいうえお作文」等を情報発信しています。
漫画の方はネット上の自サイトなどに執筆掲載した「ドキュンサーガ」が2021年1月より、『ComicWalker』(KADOKAWA)にて商業連載として移籍連載が開始されています。
業界の新しいトレンドを作っています。
画力のレベルは普通以上です。
「いとまんの漫画」のお勧め
いとまんの漫画は、アマゾン等ネットでも沢山取り扱われています。
いとまんの漫画の漫画のなかで、人気のある3作品についてご紹介します。
「ドキュンサーガ」
非日常の世界で、強力な次世代の異形が生まれずに苦悩する真央ちゃんが主人公です。
グロサがあるものの、そこに訪れる別れの数々が発生します。
これは異様な感があります。
過去編、現代編があり、順を追って読み進めることをお薦めします。
画力もだんだん上がってくるのがわかるのも一つの楽しみではあります。
また、エピソードの合間合間に挟まるギャグが、重すぎる内容がいい感じに中和してくれます。
「発症区(1) 」(アフタヌーンコミックス) Kindle版
いとまんの異才ぶりが存分に発揮された、能力バトルロワイヤルです。
ごく普通のコンビニ店員・安田敦は、高熱で寝込んだのちにエスパーとしての能力を身につける。
ナゾのグループから襲われたところを助けられた、暮井と名乗る同じようなエスパート暮らすようになります。
その後、目的もわからぬまま暮井と他の発症者たちと発症者犯罪対策部――通称・発対内部に潜入した安田は、暮井の裏切りにあって重症を負い、ひとり取り残されて・・・・・。
「霊のパシり」
霊会ものです。
いじめられっ子の少女・橋理子は、人殺しを繰り返す幽霊・レイコに出会う。
この出会いが二人の運命を変えてしまいます。
理子に自分と似たものを感じたレイコは、 理子を殺さない変わりに、ある条件を出しました・・・その内容とは…。
まとめ
いとまんは、作家自身の年齢も若いこともあり、まさに現在という時代が求めている非日常世界、超能力、異形の空間を上手く取り込んだ傑作が多いです。
特にエログロマンガは、ともするとストーリーが安易なことが多いですが、しっかりと骨太の作品ばかりなので、ガッカリすることはないです。
必ず読んで良かったと思わせる作品になることでしょう。