「あだち充の漫画」は群馬県出身の漫画家・あだち充による作品で、主に小学館の『週刊少年サンデー』にて連載されていました。
ここでは「あだち充の漫画」の作風とおすすめの作品を紹介します。
「あだち充の漫画」の作風ついて簡単に説明
少女漫画雑誌に連載していた後に少年誌に移った経歴が生かされていて、本格的なスポーツ描写・主人公の親近感を持ちやすいキャラクターなどの少年漫画らしさと、柔らかい絵柄や繊細な恋愛模様などの少女漫画らしさが見事に融合した作風です。
野球漫画の印象が強いあだち充ですが、水泳・ボクシング・時代劇・ヒューマンドラマなどその題材は幅広く、一貫してラブコメ要素がどの作品にもあります。
身近な人の死など重いストーリー展開も多いですが、それが重くなりすぎない人物描写も魅力です。
「あだち充の漫画」のお勧め
通販でも「あだち充の漫画」は購入できます。
お勧めの作品を3点紹介します。
「タッチ」
1981年から1986年に小学館の『週刊少年サンデー』にて連載されていた、双子の兄弟と幼馴染の女の子を中心とした野球青春漫画です。
いい加減な兄達也・甲子園を目指す弟和也・美少女の南による三角関係が主軸ではありますが、ある事件をきっかけに兄達也も野球を始め、その後はスポーツ漫画としても抜群の面白さです。
当時少年誌のスポーツ漫画といえば劇画調で熱血のものが多かったですが、少女漫画のような恋愛要素とスポーツ漫画の見事な融合が魅力でした。
多作のあだち充作品の中でも最大のヒット作。
1985年から1987年までアニメ化、2005年に長澤まさみが南役で実写映画化しています。
「H2」
1992年から1999年に小学館の『週刊少年サンデー』にて連載されていた、主人公の比呂と親友の秀雄、比呂の幼馴染のひかり、野球部マネージャーの春華を中心とする青春野球漫画。
「タッチ」よりもより洗練された野球描写に加え、最後まで比呂がひかりと春華どちらを選ぶのか分からなかった恋愛模様に、あだち充最高傑作との呼び声も高い本作品。
1995年にアニメ化され、2005年に実写ドラマ化されました。
「MIX」
2012年から小学館の『ゲッサン』にて連載されている、「タッチ」の続編ともいえる野球漫画。
「MIX」とはあだち充の過去作のミックスを意味しており、主人公の投馬と同じ日に生まれた義理の兄弟である走一郎の設定は「タッチ」、走一郎の妹で投馬の義理の妹・音美の存在は「みゆき」、野球部の投馬の幼馴染のマネージャー・春夏は「タッチ」「H2」とあだち充漫画の美味しいところをこれでもかと凝縮している作品。
他作品のキャラが登場するなど、ファン必見です。
まとめ
「あだち充の漫画」には、多くのヒット作や映像化された作品があります。
こちらを参考に、ぜひお気に入りの作品を見つけてみてください。
