飛鳥あるとは、日本の漫画家です。
岩手県一関市出身で現在も在住しています。
1987年に『SOME DAY」で「なかよし」(講談社)よりデビューしています。
地元岩手ならではのトピックを熱く優しく描いた『ゴーガイ!岩手チャグチャグ新聞社」(講談社)は、岩手県内でも大きな話題となりました。
「飛鳥あるとの漫画」の作風
代表作「ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社」にあるように地元に題材をとった作品、地元愛に満ちた作品が多いです。
岩手チャグチャグ新聞社の記者・坂東さきるは生まれも育ちも岩手県という設定になっています。
あの東日本大震災から5年がたった今、さきるは甚大な被害を受けた沿岸部の三陸へと取材に向かい、様々な体験をして成長してゆきます。
それと、飛鳥あるとの画力が非常に高いです。
ベタ多めの丁寧なタッチが硬派であり、作品の状況のリアリティを高めています。
マスケットガールズ!においては特にそのことが作品のグレードを確実に上げています。
「飛鳥あるとの漫画」のお勧め
飛鳥あるとの漫画は、ネットでも沢山取り扱われています。
沢山ある飛鳥あるとの漫画のなかで、人気のある3作品についてご紹介します。
「マスケットガールズ!〜転生参謀と戦列乙女たち〜」
とある国の戦争時代に転生した現代人の感覚と知識で軍の改革や戦略で敵と攻防していく物語です。
そして自身の命に関わる危険を予知する能力を主人公が持っています。
いわゆる転生物にありがちな無理な展開はありませんし、男主人公に群がるビッチ女どもの破廉恥ハーレム物でもないので、コアなファンというよりは万人受けもする作品になっています。
「ゴーガイ! 岩手チャグチャグ新聞社 」
岩手県盛岡市出身の岩手チャグチャグ新聞社の記者・坂東(ばんどう)さきるが各地で巻き起こす物語です。
突然の異動で県南の照里(てるさと)市へ移動になって赴任早々、「わんこ冷麺大会」の体験取材を命じられたり、百歳を迎えた遠野の民話の語り部の秘密に迫ったり、さらには平泉の街中を逃げ回る馬を追いかけたり…。
大変な日々を送ることになりますが、地元の人たちとの交流で、次第に県南に愛着が湧いてきるように・・・。
「コミックいわてQ 」
岩手県の魅力をそれぞれのマンガ家さんの感性で描いた、マンガで旅する「マンガ岩手観光案内」の艇を取っているスタイルを取っている優れものの1冊です。
ただの観光案内ではなく、マンガ特有の感情を伴った観光案内で、どの作品にもドラマが詰まっています。
多くのマンガ家さんとともに飛鳥あるとも参加しています。
郷土愛が強く、熱い想いで協力しており、読んでその「岩手愛」を感じてくだされば幸いです。
まとめ
岩手在住の、地元愛いっぱいの作品を優れた画力で描き続けているのが飛鳥あるとです。
是非、一度手に取って、その世界観に使ってみてください。
気持ちが本当に落ち着きます。