「貴醸酒(日本酒)」はどのように選べばいいのでしょうか。
今回は、「貴醸酒(日本酒)」の市販されている物の中からお勧めの商品を紹介します。
「貴醸酒(日本酒)」とは
「貴醸酒」と呼ばれる日本酒をご存知でしょうか? 最近では、専門の居酒屋だけでなく、飲食店のメニューやお酒売り場でも取り扱う機会が増えています。
貴醸酒とは、仕込み水の一部または全部に酒を使って造る日本酒のこと です。
通常の日本酒に比べてかなり糖度が高く、とろりと甘いリッチな味わいを楽しめます。
その歴史は結構古くて 1973年に、旧国税庁醸造試験所(現独立行政法人 酒類総合研究所)によって開発されました。
というのは、その頃の日本では、国賓をもてなすための晩餐会においては、乾杯酒としてシャンパーニュなどのフランス産ワインが振る舞われていました。
そして日本古来の日本酒がワインに比べて「安価なもの」として位置づけられていました。
その忌々しき状況を変えたいと思い立ったのが、当時の研究室長であった佐藤信氏で、彼は、水の代わりに酒を利用した酒造りに目を付けたのでした。
数年かけて佐藤さんは所内の研究員たちと共に日夜研究に励み、ついに、濃厚で芳醇な貴醸酒を開発することに成功したのでした。
「貴醸酒(日本酒)」のお勧め
通販ではいろいろな貴醸酒(日本酒)を扱っています。
数ある貴醸酒(日本酒)の中から人気のお勧め商品を3つ紹介します。
「満寿泉 貴醸酒 富山県枡田酒造 500ml 」
良い香りとともに一口含むと舌の上にこってりとした甘みと旨味が広がります。
甘口が好きな人には一度は飲んで欲しいお酒です。
売られている価格は、決して安くはないですが、それだけの価値があります。
「華鳩 貴醸酒オーク樽貯蔵」
スェーデンにも輸出している銘品です。
2000年に初めて16年熟成貴醸酒を使って仕込んだ貴醸酒をオーク樽に貯蔵して造りました。
「赤城山 貴醸酒 Shoma ショウマ 純米吟醸 500ml 近藤酒造」
「Shoma」は赤城山に咲く花 “サラシナショウマ”“レンゲショウマ”を指し示しています。
手に取ってボトルも楽しむことが出来ます。
赤城山をモチーフにショウマの白い花と桐生市伝統のレース織りをデザインした ラベルがプリントされています。
まとめ
貴醸酒は、リッチな甘みと上品さを持ち合わせるお酒です。
日本酒がワインと肩を並べるようになった先駆けの日本酒です。
一度、是非手に取って味わってみてください。