「おおにし真の漫画」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「おおにし真の漫画」のお勧めの作品を紹介します。
「おおにし真の漫画」について簡単に説明
おおにし真(おおにし まこと)は、北海道出身の漫画家です。
子供の時に、樹村みのり の『雨』という作品を読んで漫画家になりたいと感じたのが最初でした。
中学・高校と札幌の女子高で6年間寄宿舎で勉強・生活し、1975年に女子美術短期大学に入学し、アマチュアとして活動していた在学中の1977年、「涙にさよならを告げたくて」で月刊mimi 5月号でデビューを果たしています。
プロの漫画家になる予定はなく、バタバタと卒業間際にデビューが決まりました。
自身のマンガ家としてのレベルを知るために『少女コミック』の研究生に応募して佳作に入っています。
その後、自身の志向していた作品と違う作品が評価されることに矛盾を感じ、あの『mimi』創刊時の「まんがスクール」への応募をはじめて、その後『mimi』に投稿するようになり、以後『mimi』・『BE-LOVE』・『ヤングレディ』を中心に活動しています。
1983年には青年誌の『モーニング』にも活動の場を広げています。
「おおにし真の漫画」のお勧め
素晴らしい作品をたくさん世に出して、多くのファンを魅了しているのがおおにし真です。
数ある「おおにし真の漫画」の中で、お勧めの3作品をご紹介します。
「瞳ひらいて 1巻 Kindle版」
突然亡くなって家族からいなくなくなってしまった父を取り巻く残された家族の話です。
「Missing〜愛をください〜 おおにし真感動ミステリー傑作選 Kindle版」
心のひだを描き切った、心に響く作品集です。
実の親を知らず里親には捨てられ、つらい少年時代を送った青年が、親の愛情を一心に受けて育ったお嬢様を誘拐してしまう『Missing』。
夫の浮気を疑い子育てに疲れ、薬を過剰摂取してしまった妻が、思わぬ場所に辿り着く『朱の残像』など。
我々の周りに実際にある少年犯罪、ストーカー、女の復讐などをテーマに描いた5作品を収録した感動ミステリー傑作選。
「夢追い荘の人々 Kindle版」
心さびしい人々の集まる夢追い荘が舞台です。
そこに住む人たちは誰もが幸せになりたいと思いながら、それぞれの夢を見て暮らしている…。
そしてその為に・・・。
まとめ
おおにし真の代表作は女弁護士、真嶋宇多子(まじま うたこ)を主人公にし、実在の事件などもモチーフにした社会派作品「光と闇の方程式」です。
ただマルチな作家さんで、毛色の異なる作品もたくさん書いています。
これがけっこうおもしろいです。
是非、自分で読んでその世界感の中に入ってみてください。
期待は絶対に裏切らないはずです。