「今市子」はどのような作品を生み出したのでしょうか。
今回は、「今市子」のお勧めの作品を紹介します。
「今市子」について簡単に説明
「今市子」とは、富山県出身の漫画家です。
東京女子大学文理学部を卒業した後に、漫画家のアシスタントや同人活動を経て、1993年に『コミックイマージュ』でデビューを果たしたことで知られます。
その後は、『ネムキ』で『百鬼夜行抄』を連載開始し、現在も続いている代表作となりました。
『百鬼夜行抄』は、妖怪や幽霊が見える高校生の飯嶋律と、彼が使役する強力な妖魔・青嵐やカラス天狗の尾白と尾黒などのキャラクターが繰り広げる不思議絵巻です。
この作品は、2006年に文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞し、2007年にはドラマ化もされました。
「今市子」のお勧め
「今市子」のお勧めの商品を3種類紹介します。
「百鬼夜行抄」
妖怪や幽霊などの魑魅魍魎と通じ合う力を持つ大学生・飯嶋律が、彼を守護する妖魔の助けを借りながら活躍するドラマを描く人気シリーズです。
恐怖とユーモアが同居した作風です。
2005年には文化庁メディア芸術祭の漫画部門審査委員会推薦作品に選ばれ、2006年には同漫画部門優秀賞を受賞しました。
また、2007年には日本テレビでドラマ化されました。
「あしながおじさん達の行方」
孤児院で育った少女・ジュディが、自分の学費を出してくれる謎の恩人・あしながおじさんとの手紙のやり取りを通して成長していく物語です。
L・M・モンゴメリの『赤毛のアン』やジーン・ウェブスターの『あしながおじさん』などの名作をオマージュした作品で、ジュディの明るく素直な性格やあしながおじさんとの心温まる交流が魅力です。
全4巻で完結しています。
「楽園まであともうちょっと」
砂漠の国・アルカディアで起こるさまざまな事件や人間模様を描くファンタジー作品です。
アルカディアは水が貴重な資源であり、水源をめぐって争いや陰謀が絶えません。
そんな中で、水源管理局の職員・ミルカや彼女に想いを寄せる青年・シャルルなどの登場人物たちが活躍します。
水と砂漠の対比や美しい風景描写が印象的な作品です。
全3巻で完結しています。
まとめ
「今市子」は、ホラー、ボーイズラブ、ファンタジー、エッセイ漫画など多彩なジャンルを手がけており、その作風は流麗で幻想的です。
また、自身が飼っている文鳥に関するエッセイコミック『文鳥様と私』も人気があります。
今市子というペンネームは、「イマイチ」に子をつけたもので、友人と冗談で話しているうちに決まったものだそうです。
ぜひ、多様なジャンルで活躍する今市子の作品を楽しんでみましょう。